2009年7月28日火曜日

孤独真実

干ばつのような憔悴感
喉が渇いている、水を飲む、けれどずっと乾いている

心地の良い孤独はよいのだろう

しかし
干ばつのようになるのは....

少し横になっていたら
鼓動が聴こえた
凄いな...と思った
自分が心臓よ、動けと言っているわけでもないのに
動いている
もうひとりの自分がいるようだった

断じて、カケなぞではなかった

それでも私を
愛していた....?
愛していた...

愛して....

きっと誰が自分を愛していたか、なんて重要では無いのかもしれない...本当は
自分をどれだけ差し出せたか
愛したか....

でも、ダメで弱いから
誰にも聴けなかったこの言葉
それでも力なく木霊する

きっと
どうでもよいのに胸に蜘蛛の巣を張るように

断じてカケなぞでは無かった
ジョーカーを出さずに自分を差し出した

それで
きっと
良かったのかもしれないね.....

幸せは
周りの人々が幸せだったら
それでよいのだと思う

私はそれで幸せ.....


削って、差し出して
いいでしょう?

だっていづれは消える身ならば

だから
なにごとに置いても
カケなぞではなかった

わたしがいつでも不必要になる時は
いつでも
自分を殺してでも
もう
離れる覚悟で
それが
その人にとって
幸せに繋がるのであれば

離別を
差し出すでしょう

心はシャボン玉
ドブ川を沿って、またには屋根まで飛んで

干ばつは
たまに泉を見つけることが出来るから
そこに干ばつの美しさがあるに違いない

沈黙の心根

清浄の夢

静謐の....砕かれた心
きっと柔らかい毛布のように

悪夢の申し子

鐘の夕べに
軽やかな揺らぎない真実