2012年12月31日月曜日

プレゼント






すっかり年末ですが
今年は素敵な素敵なノエルのプレゼントを頂きました

最高級の美しい手作りのクラッチバック

JIMMY CHOOのハイヒールです☆
(これは自分へのプレゼント^^)

私はこのクラッチバックとハイヒールをペアで....
その日がとても楽しみです

ちなみに娘は黒いカシミヤのマントを頂きました


これからも女性同士
心も美しく磨き続けて行きます

本当の本物
人間的に自分の考える、姿を

今年は考えさせられました


私はやりたいことがありすぎて
いつも頭の中が泉になっています

 年を重ねるごとにそれが増えていくのですが

来年は新しい冒険が待っているので
もっともっと自分が豊かにシンプルになっていくことが目にみえます


今を噛み締めるといえば
今、非常に仕合わせな時間は

至極ピアノに集中して練習する大切な時間と
娘を膝にのせてキョロキョロ、ニコニコする彼女を眺めることです



私が一人で妊婦生活、出産なんて!!!!!と言われたものです

でも生きていたら色々なことがありますし
色々なことを選択できますし
如何様にも生きていけるのです




ただどのように己は生きたいか
 



それだけのように感じます


だから来年もそのようにシンプルです



人生へのプレゼントは
自分への呼吸と挑戦、感謝ですね






今年もブログを読んで下さいまして
どうも有難うございました


みなさまが笑顔で新しい時を感じ、心あたたかな新年となりますよう

心からお祈り申し上げます



来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます

ライブもお楽しみに.....




















真冬のロワール川と




2012年12月27日木曜日

ひとりごと









































髪をばっさり50センチほど切ったのです

髪とは重要ですね
特に女性にとっては名刺のようなものです

私は性格が極端であり、それも関係してか
髪の毛も
とても短いか、とても長いか、しか好きではないのです

次回はジーンセバーグのようなセシルヘアか
蛇女のようにまた伸ばそうか

....そのような感じです


娘は3ヶ月になったのですが
多分、益々私にそっくりです

赤子は
真綿の心ですね



年末年始は
相変わらずピアノとハープ三昧です




美しい空気を吸えることを
日び
幸せに思います





2012年12月24日月曜日

ノエル NOEL








































みなさまにとりまして静寂の優しいノエルの時間になりますように




レオナルド ダ ヴィンチの家にて


ダヴィンチのベットで眠る猫くん(本物)



2012年12月9日日曜日

一流



























オルセー美術館で現在行われている
「L'impressionisme et la mode(印象派とモード)」展へ

Mariage frereのサロンでゆったりとお茶をして

そしてSalle Plyelへ久々にキーシンのピアノコンチェルトを聴きに
プルミエールキャテゴリー(一等席)のバルコンへ


その日はハチャトゥーリアンとグリーク、チャイコフスキーだった

私が12歳から15歳まで一番影響を受けた音楽家である
ハチャトゥーリアンの「仮面舞踏会」と「スパルタクス」を
これも生で久々にオルケストル ドゥ パリの演奏で聴けたことと

キーシンの珠のような完璧な輝くステージを聴けて
本当に幸せでした


全てから素晴らしいエネルギーを頂きました

素晴らしいエネルギーが入ってくると
自分の体内が輝くことを感じるので
「感動」とはまた違う電磁波のようなものが身体に流れます


一流、二流など、本当はその人が 決めることと思いますが
最高の日でした


美を頂くことは有難いです
そして美とはその人の心の目なのでしょう






















この夜はコンプレ(完売でした)
本当に素晴らしかった


私も今後も一人の芸術家として
また白い道に足跡をつける

自分の王道を歩むのです




いつも最後
















ああ、いつも最後だと思いながら
懸命に何かに向かってやりたいものだ

何だか最近、常にひどく切ない

それにしても
この枯葉はつもり過ぎだろう....とつぶやいた




追憶

















































いつものピアノレッスン帰り

冬の雨に打たれて

ちらっと、音楽院のそばにある人気がないcafeをのぞいた

このcafe, セーヌに面してエッフェル塔が目の前なのに

いつも地元の方が2、3人しかない穴場のcafe

私も譜読みをしながらショコラをよく飲んでいたっけ


レッスン帰り、夏に天国へ行かれたシュミットさんが
いつも一人か誰かとお茶をしていた

私が外から手をふると、ニコニコ振り返して来たっけ

その日は誰もいなかった


また重い楽譜を持って
私はよっちらこっちら、その後の坂道を雨の中上っていった

そうしたら素敵なポスターが貼ってあった

ずっと眺めて

シュミットさん、


ありがとう、と思った 






























Cadeaux de Noel


































先日、ESPACE JAPONで行われている
「Cadeaux de Noel(クリスマスの贈り物)」の
ヴェルニサージュへ行って来ました。

お久しぶりに大好きなMichiyoさんに逢いに
(2年前の冬に黒色すみれのゆかちゃんと一緒に行き
紹介してもらって以来 のご縁です^^☆)

 cadeauxdenoel.org/2012/artistes/michiyo_yamashita/


ノエル(クリスマス)のプレゼントを探しに行って来ました。

このイヴェントはパリ、日本で活躍しているクリエーターさん達の
作品が展示されており購入も出来るのです☆

私は早速、Michiyoさんの真白ウサギの陶器の「香箱 」を予約。
本当に繊細で心が雪ウサギになったようです
(写真は後日に....)

美味しいワインを飲みながら...
久々に再会するMichiyoさんと近況報告をしたり...


三軒茶屋で「cafe Lotta」をされておられるSakuraiさんの
Lottaちゃんキャフェラテも頂きました

一度、ティーカップに素敵な絵が描かれてある
キャフェラテを飲んでみたいと思っていたので
そして心が温まる笑顔のLottaちゃんを眺めながら頂きました
どのように創作される飲みものなのか見学もさせて頂きました^^

Sakuraiさんのお人柄も本当に繊細で温かく....
次回は三軒茶屋に直接 出向いて
美味しいお菓子とお飲物えを頂きたいと思います

もっとSakuraiさんとお話がしたかったなと思います

Sakuraiさん、どうも有難うございます!
またお逢いしましょうね。


パリもノエル一色.....

最近
心温まる近くても、遠くても、時空を超えて交流があり


そういう機会がある日びに感謝です



















2012年11月17日土曜日

シャンデリアを知らなかった























先日、ピアノの師匠のレンギエル先生と
メキシコ産まれのサクソフォニスト(サックス奏者)の演奏会があった


私は裏方でビデオ撮影をしていた

フと気づいた




....シャンデリアがある.....




この音楽院に10年ほど在学していた
そのホールでも演奏をしたり
オーディションや資格をとるために

何度もピアノを弾いていたのに


10年以上経ってから
このホールに古い美しいシャンデリアがあることに気がついた



きっと私は

ずっと駆け抜けてきた

ピアノの鍵盤と、ピアノの向こう側に見えるセーヌ川しか
視界に入れなかった



シャンデリアがあると知った瞬間

そのときに
やっと本当に音楽と向かい合ってきた自分を認めた


自分に厳しいと思うし、周りにもそう言われがちだけど


それで、良かったのだと思った




ただ
なんとなく


そのシャンデリアがどこか優しく
見えない所から長い間、自分を見守ってくれたのだなと

柔らかい気持ちになった


不思議な時間だったのだ































同じとき






















久々にIlona(イロナ)に逢った

ベビーシッターをしていたイロナは
もう
ベビーではなくなっていた


少女だね

























私が教えた日本語「は〜い」「な〜に」「ありがと」「おいし」も混ぜて
ロシア語とフランス語でMio,Mio〜と話しかけてくる



彼女が無邪気にピアノに向かうとき

思った



私にも
こういうとき、があったのだろう

ずっと昔の子供のとき

きっと
こういう風に

ピアノによじ登って
楽しい時を奏でていただろう、と


それは
時々

今も同じ


多分
そのときから

嬉しいときや
悲しいとき

身長が伸びて目線が変わっても

目の下に小さなしわができても


 

ピアノの椅子に座ると、不思議

何年経っても同じ気持ち











 



2012年11月12日月曜日

バンドマン

歳の離れている弟がやっているバンドが
明日「東京天狗」という大会で準決勝に出るらしい(CLAMATONEというらしい)

やっているねー、楽しんでねーと思います


私が高校時代に友人のあゆみにベースをもらい
その後季節が過ぎてパリに行く前
中学生になった弟にそのベースをプレゼントをしたのが最後
バンド人生驀地のようだ


自分も10代の頃はバンド、20代の頃はバンドのスタッフをやらせてもらったり
都内や関東近辺のライブハウスに遊びに行っていたなと
良い思い出

時代もコテコテのロリータやゴチック時代の私なので
最近はまた時代の流れとともに
違うカッコよさのバンドが沢山あるのだろうな



君の人生は君のもの 

悔いなくやっていらっしゃい〜


 

 

 

2012年11月4日日曜日

美しい物語






















パリの冬の香

それは大好きで 暖炉から上がる煙突の香

雪の降る音、凍る美しい道


昨日から始動しました

また改めて私の物語を紡いでいきます

それはどうであっても美しい物語でしかないのです



生きることですから






2012年10月20日土曜日

赤い声

もう秋は深まり
オレンジ色の街灯を
ボーッとゆらゆら瞳に映しながら見ている子がいます



9月のある薄い光の入る夕暮れに
小さな女の子を出産しました


あまり誰にも言わず妊娠期間を過ごして来たので...
そして自分の中で多くの心の姿が色んな色となり映し出された
そんな日びでした



私のこと(性格)なので「育児日記」は多分書かないな..と思います


ただ
いつも支え応援してくれる方々に
これからもよろしく...


来月からはピアノも復活ですから^^


不定期ながらも自分らしさのまま
活動はおおいに来年くらいから ...出来たらと考えております

今は少し休憩しています



音楽に翻弄し生きて来た時も私には必要であり
どうにもならなかった時期も私には必要であり
そして「今」も必要なのです




皆さんに感謝を込めて
ありがとう

























2012年9月11日火曜日

終わりは始まり

さようなら、シュミットさん

シュミットさんは100歳ちかい歳のお友達でした



同じピアノクラスの門下生で

いつもニコニコ、バッハをこよなく愛して弾いていた

彼の耳はほぼ聴こえないのに

鍵盤を彩る真摯な音姿は

何よりも美しいものでした




お若い時は外交官として

先に天国へ行かれた奥様はある有名なフランス大統領の妹様でした

まだシュミットさんの奥様が生きていらっしゃった時

ある演奏会後のパーティーで

「あなたの目の色、髪の色、勿論演奏もですが素敵ですね」と
声を掛けて下さりました

しかし私は「ありがとうございます」と言えば良いのに

自分を卑下した日本的な返事をしてしまった

その時彼女は私に対して

「何故、そのようなことを言うのですか?
本当に思うことを言っているのに
何故自分を認めないのですか?
私が嘘でも言うと思っているのですか」と怒らせてしまった


シュミットさんはそれをみて「おやおや」となだめてくれたのだが



その時、フランスで生きてゆくことは「こういう」ことだと
本当に確信した時だった

20代前半の頃...まだ何も何もわからない頃


お世辞抜きのこの世界


その後、人前で演奏をするたびに
良くも悪くも多くの反応を味わい、味わい

今、季節が過ぎて


ニコニコのシュミットさんも
秋風と共に旅立った



ピアノの師匠のレンギエル先生は
ディアボロ(ミント炭酸ジュース)を飲み
パイポの煙をくゆらせながら言った


「終わりは始まり....フランスの詩人の言葉を知っているか」




いつも心のページをめくる勇気を持ち

生き続けること


パリで出逢った優しい笑顔の人たちは
秋の鰯雲から
ずっとずっと、これからも見守ってくれるのだろう



TROUNEZ LA PAGE DANS VOTRE COEUR























2009年11月30日付の日記「道の学校」
シュミットさんのことを書いております
ご興味のある方はお読み下さいませ

2012年8月28日火曜日

夏の枯葉

もうパリは秋で

近所の道のマロニエの木々は枯葉を落としている

葉っぱも秋色だ

みな、ヴァカンスから帰って来はじめ

商店街も少しずつお店が再開しはじめた


季節を感じて生きることは
本当にしあわせであり

自分が選んだ人生の分かれ道を
この秋
私は選択するのだ





























「お化粧品のお話」

心が少しだけ揺れる時
私は20代の時から愛用しているシスレーのエコロジカルコムパウンドで
心とお肌に安らぎを与える

いつも優しく安定な微笑みを包んでくれるこの美容乳液のことを
私は
「お化粧品のお母さん」と呼んでいる


多少、高価でも敬意を払い
喜んでいつも私のそばに置く


多分、それは
スウィートルームや、飛行機のファーストクラスで
なにも嫌らしいことを考えず
原価で購入し、質の高い時空間を心ゆくまで堪能することと同じ



私はこの乳液を歳を重ねても
ずっと愛し続けていきたいと思う


時間と香は

本当に本当に宝物です





 



 

ミントティー
















この日も38度でパリへ戻ってからはモスケへ行き
夜は
甘く熱いミントティーとモロッコ菓子を食べに...

普段、甘い物を食べない私だけど
やはり疲れた時には甘いものはいい

印象派の世界から一気に北アフリカへ来てしまった感じだ



ここのモスケ、12年ぶりに訪れた
パリに住んでいても「いつか行けるから」と思い
ついつい、時間が過ぎてしまう


 


















蜂蜜のお菓子が多いようで
「ミツバチ」が実際にブンブン飛んで来る

小鳥も近くまで寄って来る 


















冬の思い出は...はっきり覚えているけれど

夏の思い出は
いつも熱さの中の走馬灯のようで
ぼんやりと心に浮き上がる

今年の夏も
いつもの夏も


香水の残り香

誰かの残像のように




ありがとう


ジヴェルニーへ 3














































身体も羽も全て「青い」トンボが沢山いた
名前はしらないが

美しい場所には美しいものがいるものだ



 


















































ジヴェルニーへ 2



















柳の木々と一緒にもみじの木がうねっていた

書道の息づかいを思い出した
























庭には多くの薬草などの葉や木が植えられ
友人と「馨のトンネル」をくぐりながら
これは何の植物だろうね?と言い合って楽しかった



 
























この中をモネは黙って歩いていたのだろう




 




















モネの庭の近くにあるアンティークショップの傍らに
おチビさんがお昼寝をしていた
まー!何てかわいいの....























むせ返る花々の香をかいでいると
このまま未来永劫に夏が続くような気持ちになった

記憶が遠くなるほどに
花の歌は続くのだから


ジヴェルニーへ 1

先日、友人の久美子ちゃんとノルマンディーのジヴェルニーへ行って来た。

アンプレッショニスト(印象派)のモネの庭を尋ねる小さな旅で
彼が無名時代から晩年までの間に
彼自身で作った「日本庭園」を訪れたのだ

私は今までフランス国外の外国を旅して来たが
フランス国内の旅も実は好きで、まだまだ行きたい場所が沢山ある

パリ市内でさえ、本当に小さな街なのに
行きたい所へまだ行けていない....

だから今週、と9月初旬は相変わらず徘徊する夏にする

フランスだと今まで...ほんの少しだが
ヴァン ゴッグ(ゴッホ)、ルノワール、モディリアーニ、
シャガール、ピカソ、ユトリロ、藤田....など
いや少しではないな
好きな 画家が、生き、描き、苦悩し、喜び、そして天へ行った場所を訪れた

その空気や、孤高の存在である故の透明さに
私は打たれ
どこかにしがみついて
心で泣いた記憶がある

そしてそれが、私の血と肉になる小さなエキスでもあるのだ


今回、モネの庭で(家)で圧倒されたこと
葛飾北斎を初め当時の日本画家のコレクションが凄まじい!

家の中は一切撮影禁止なのでその写真はないが
かなり日本通で日本マニアだったのだろうと唾を飲んだ

素晴らしかった
ノスタルジーな炎天下の下で
また私は「美」を自分のものにした


そして、今まで訪れた画家の家の中で一番観光客が多かった
....特にジヴェルニーは非常に観光地化されているようで
ちと残念だ