2010年10月26日火曜日

新しい音楽活動


今週末よりピアノ以外での楽器の活動も始めます
それはケルト ハープ(仏語 harpe celtique 日本語アイリッシュ ハープ)です

来月より...また少しずつですが
ピアノとアイリッシュ ハープの音楽綴りをしていこうと思います

何歳になっても自分に与えられた人生に挑戦し精進していきたいと思います

これからも宜しくお願い致します

ゆくゆくはハープ弾き語りもして行きたいと思います
                         応援して下さいませ

                            海音


Je commence un instrument qui est une harpe celtique et
je vais chanter en jouant de harpe un jour...
Ma nouvelle vie!
Bien sur que je continue aussi mon style de piano
Mio

DES HOMMES ET DES DIEUX


最近、夏頃からずっと見たかった映画に足を運ぶことが出来た
「DES HOMMES ET DES DIEUX(日本タイトル 神々と男達)」

近所のシャンゼリゼ通りの映画館へ
ピリピリする北風に逆らい歩く

この映画はかなりフランスでもロングランである
カンヌ映画祭でグランプリ作品でもあるがノンフィクションに近い作品でもあるので
本当に見たかった

中学生から90代のムッスィユー、マダムも多くの年齢層が観客でいた
もうフランスで公開されてから数ヶ月くらいは経つのに
多くの人がこの映画に興味を持ち訪れている

私は...是非、この映画を見て欲しいとお勧めする
人種、宗教の違い、差別、テロリズム、弱い立場の人間、地位を守りたい人間

場所は以前フランス植民地、アルジェリアの修道院と小さな村である

この話は実際1996年に起こった
アルジェリアのイスラム原理主義と政府
旧植民地支配国の修道士との話だ

最後に修道士が遺書として「私の友...」と呼んだ「イスラムのテロリスト」

finの吹雪の中、この世との別れに向う瞬間の映像があまりにあまりに
心に命を重く重く問いかける

その場面が私は忘れることが出来なく
帰り道は、どのように歩いて家に着いたかすら覚えていないくらい
ただただ自分の足が動いて、呼吸は映画の終わりのシーンに置いて来てしまったくらいだ

映画の中の音楽も賛美歌とライフル銃の音、そしてチャイコフスキー
所々に重く響くだけで、ストーリーを邪魔していないのが良かった

「コーラン」「聖書」「仏教書」なんでもいい
本当に読んで感じることが出来たひとは人殺しなんてしないのだろう

そして多くの宗教を避難する前に
その聖なる書物を読み感じること
そんなこともしたことがないのに宗教を避難する人は

私はわからない

自分の靴が汚れているのに
他人の靴が汚れていると言っているそんな人間は厭だ

他人の目のなかに塵があると言いつつも
自分の目の中に丸太が入っている人間こそ不幸である


この映画は、良かったと言うよりも
自分の呼吸をその場所に置いて来てしまうほど
忘我だった

肌の色、背文化、宗教、思想が違ってもお互いを尊敬、尊重して生き
天命を待つこと
改めて心をえぐり
植えるのだ

2010年10月12日火曜日

日びについて


ちまたに音が溢れ過ぎていると自分は感じます

音楽家なのに?と思う方もおられると思いますが...私は音楽をあまり聞きません
古い....日本にいた頃に使っていたCDウォークマンが残っていますが
普段、歩きながらも音楽は一切聞きません

しかし良い時代のレコードやお気に入りのCDは沢山あります
聞き流しはしたくないので、
本当に心が音に向く時にだけ音楽を聴きます

流し聴きをしない生活
そして長年テレビを見ない生活

夜やピアノの譜面台には蝋燭を用います
あまり暗い時には優しい色のランプで本を読みます

これが日常です


最近、ジョエルと言う友人が出来ました
今、日本で公開されている「冬の小鳥」と言うフランス映画の主人公の人生と
同じ道をたどった幼少期を持つ友人

韓国の孤児院で過ごし、フランス人夫婦の養女となり小さい頃パリにやって来たジョエル

彼女の瞳の奥に今まで映して来た孤独

たまに彼女が笑ってくれると嬉しいです
彼女は静かに穏やかに話す人

蝋燭のように自分を削ってでも
笑顔が灯火のようにある人

今夜は蝋燭と向き合い
ジョエルのことを思うのです



写真 レンヌにある大聖堂のステンドグラス
シャガール作


2010年10月10日日曜日

私は塵

                

                        私は世の塵(ちり)だ

最近、パソコンに向いたくなくなり
潜心したいのだ

そして久々に手紙を書いたら、パソコンで文字を打ち過ぎか
上手く字の運びがペンで出来ないことに気が付く

このままではいけないし
私は自分の関係有ることだけ
そうしたい

この世は私にあまり何も与えてはくれない
手に取れるものは全て過ぎ去ってゆくのだ


空から落ちて、自分の失った頭と心を見つけに来たくらいに
思っていた方がこの世は生き易いとさえ感じる



暫し
観想、黙想、祈、

潜心したいのだ!

人知れず自分を砕いて
その艱難を通して見つけれるものほど
益があり強いものはない

自分を何者だと思っている

でもこの世に月、風、火、水、花が無くなったら困るのだ

この世とは
世の欲や無惨なエゴ、妬み、恨み
人と比べる心

全部興味無し

2010年10月5日火曜日

さよなら、昔


小雨の夜に
私は大きなものを運んで捨てた

どんな思いで捨てたか
思い出さないだろう

誰にも語らないだろう

かつての自分が
もう
いないように


2010年10月4日月曜日

L'etoile lointin 遠くの星






先日、マルクに逢った
私のカメラマン、マルク

その日はサンジェルマン デ プレ近辺でやっている
今、日本で美人画家と騒がれている人の個展を観に行った
観に行った友人がミオの歌に似ている様な感じ?と言っていたが
私はあまりそうは思わなかった

マルクが昔ならではのキャフェに行こうかと....
いい感じのキャフェだった!

今やパリは古き良きパリのキャフェは取り壊されて
みな、スターバックスやシックなレストランになってしまっているのが寂しい今日
久々に...50〜60年代のゲーム機やマンレイのポスターを貼ってあるキャフェへ
....やはり居心地がいい
お店の人も適当で...椅子に座ってジャガイモを剥いていたり

今回、マルクにあったのはCDジャケットの話をするため
2006年に「鬼畜」を出して以来CDは出していない

撮影は今年の秋から始めることにした
そして来年の夏前くらいまで

録音はもう少し、煮詰めてから
オールフランスでの作品に出来たらと思っている

ジャケットの写真には凝りたいと思っている
だから、今から撮り続けることにした


私は自分の「無名」を愛する


それでこそ
砂漠の中の固い石ころのように

揺らがずに

小さい星が遠くに見えたら
それでいい

Merci, Marc