2012年11月17日土曜日

シャンデリアを知らなかった























先日、ピアノの師匠のレンギエル先生と
メキシコ産まれのサクソフォニスト(サックス奏者)の演奏会があった


私は裏方でビデオ撮影をしていた

フと気づいた




....シャンデリアがある.....




この音楽院に10年ほど在学していた
そのホールでも演奏をしたり
オーディションや資格をとるために

何度もピアノを弾いていたのに


10年以上経ってから
このホールに古い美しいシャンデリアがあることに気がついた



きっと私は

ずっと駆け抜けてきた

ピアノの鍵盤と、ピアノの向こう側に見えるセーヌ川しか
視界に入れなかった



シャンデリアがあると知った瞬間

そのときに
やっと本当に音楽と向かい合ってきた自分を認めた


自分に厳しいと思うし、周りにもそう言われがちだけど


それで、良かったのだと思った




ただ
なんとなく


そのシャンデリアがどこか優しく
見えない所から長い間、自分を見守ってくれたのだなと

柔らかい気持ちになった


不思議な時間だったのだ































同じとき






















久々にIlona(イロナ)に逢った

ベビーシッターをしていたイロナは
もう
ベビーではなくなっていた


少女だね

























私が教えた日本語「は〜い」「な〜に」「ありがと」「おいし」も混ぜて
ロシア語とフランス語でMio,Mio〜と話しかけてくる



彼女が無邪気にピアノに向かうとき

思った



私にも
こういうとき、があったのだろう

ずっと昔の子供のとき

きっと
こういう風に

ピアノによじ登って
楽しい時を奏でていただろう、と


それは
時々

今も同じ


多分
そのときから

嬉しいときや
悲しいとき

身長が伸びて目線が変わっても

目の下に小さなしわができても


 

ピアノの椅子に座ると、不思議

何年経っても同じ気持ち











 



2012年11月12日月曜日

バンドマン

歳の離れている弟がやっているバンドが
明日「東京天狗」という大会で準決勝に出るらしい(CLAMATONEというらしい)

やっているねー、楽しんでねーと思います


私が高校時代に友人のあゆみにベースをもらい
その後季節が過ぎてパリに行く前
中学生になった弟にそのベースをプレゼントをしたのが最後
バンド人生驀地のようだ


自分も10代の頃はバンド、20代の頃はバンドのスタッフをやらせてもらったり
都内や関東近辺のライブハウスに遊びに行っていたなと
良い思い出

時代もコテコテのロリータやゴチック時代の私なので
最近はまた時代の流れとともに
違うカッコよさのバンドが沢山あるのだろうな



君の人生は君のもの 

悔いなくやっていらっしゃい〜


 

 

 

2012年11月4日日曜日

美しい物語






















パリの冬の香

それは大好きで 暖炉から上がる煙突の香

雪の降る音、凍る美しい道


昨日から始動しました

また改めて私の物語を紡いでいきます

それはどうであっても美しい物語でしかないのです



生きることですから