2009年6月28日日曜日

紅い花


....この言葉を打っていたら、つげ義春の漫画を思い出した

最近、無能の人を読み直したばかり

私もセーヌ川で石を売るかな.....その前にシャボン玉師にもなりたい
とぼんやり考える

人生は雲のように
ラジオと小鳥の会話に....質素で贅沢な暮らし

昨年の夏にノルマンディーの農園で働いた時にみつけた
「ポピー」の紅い小さな花の種

ポケットにいれて

夏が終わったら......自分の歩く道にそっと蒔いて行きたい....



2009年6月27日土曜日

夏の....




最近、猫のミロンガと私は夏バテで
同じ格好で生活している

今晩は小さいタマネギ、インゲン、おマメを煮て
マカロニとあえて

極端な熱さとクーラーが苦手...
夏は汗ばむくらいで、木陰で風に吹かれて休むのがいい

この住み慣れた界隈から

もう時期....引っ越す


Notre-dame



ピクニックをしました
夕暮れを見ながらの夕ご飯とお酒

夕暮れが産む沢山の「色」を見て
こういう「色」を作りたい、「音色」を作りたいと言葉を出しました。

生きる事も
空の「色」と同じ、雲の形と同じで
いつも変化し、二度と同じ日、時間が戻って来ないように
美しい「色時間」

セーヌの水面に映るは、己の感情にそぐって揺れる鏡のよう

楽しい時間、心にいっぱいのもう2度と戻らない色を、絵の中にいた時間を。

シンさん、ダイちゃん、ハルナちゃん、ありがとう。
心から....。

まぶたの上に私のチョウチョ。。

2009年6月25日木曜日

花とガラス





昨日、ガラスのアトリエへ行きガラスをバーナーで溶かし
好きなお色を混ぜて
ビー玉、ガラス棒、などを創作
そして、お花の先生が用意した花たちを自分の好みで選びいけました。

ガラスは初体験.....
とても楽しかった....生徒は私を含めて4人
4人とも選ぶ色、ガラスを作る形、使う花の色が違うので
やはり個性とその人の性格が出ているよねと言い合いました。

私は小振りの白いお花が好きなので
青系のガラス玉を作り、少しモダンな落ち着いた黄色のガラス棒を
添えました。

ガラスはいい....本当に大好きです。
言葉にできないくらい...。

これからも少しずつお勉強したいです。

母がお花をいける人でもあるので
いつもお花を持っていた彼女を思い出します。

帰り道、そう....思い出して私も花を持っていました。


2009年6月23日火曜日

本当の夜 ーwien phil.....



友人で同士のTちゃんがシャンゼリゼ劇場であるウィーンフィルハーモニー管弦楽団の
演奏会に誘ってくれた

小沢征爾指揮の予定だったが病気の都合のため、若手の指揮者....
彼は今回にしてよいチャンスをつかみ、上へ上がってゆくのだろう

やはり....「本物」はよい
一時期、ウィーンフィルは格が落ちたと言われていたが
大昔から続く男性のみ楽団員.....ウィーンやドイツの作曲家の演奏を奏でたらぴか一、
その息づかいと光景が見える
(プログラム...マルタン、武満徹、メンデルスゾーン、ブラームス、シュトラウス)

偶然にも今夜は21歳の頃、ウィーンに演奏旅行で行った際に
古着屋で見つけた美しい青と金のロングスカート.....を着ていった

耳、心、....全ての五感が久しぶりに全身全霊で動き
ああ、神様....と思う

霊感使わずに音楽が奏でられないように....この日の夜も...


Tちゃん、憎しみと愛.....そんなことを語れる友人だった
今日で逢えるのが最後

また友人がフランスを去ってゆくが
心にプレゼントを沢山くれた

メトロで抱き合って見えなくなるまで手を振った

涙が落ちそうになった

最後に彼女と語ったことは
「右手もほほを打つ人には左手のほほも打たせる」

彼女が言ったことは
「好きでも嫌いでも愛しても憎んでも、本当は...繋がっていたいよね」


楽しい夜をありがとう。
友人はちょっぴり泣いて....また明日へ自分の方向へ歩いてゆくのだろう....

パリで出逢う日本人は....日本では自分は出逢わなかっただろう...
だから、私はこの国に来て

きっときっと....良かったんだって幸せなんだって

そう、思う

そして.....もの心がつく前から芸術と言う世界で生きてきたこの
どうにもならない不運と幸運に感謝....

ウィーンフィルを聴いて、、少し安心した自分がいたのはどうしてだろう
おかしい人生に皮肉的笑いと、.....よほどの感謝を


それにしても、友人が去る時はいつも本当に寂しい

また笑顔でいつの日か逢いたい

2009年6月22日月曜日

てんとう虫


てんとう虫が大好きです

夕方ピアノの師匠と学校にある食堂のテラスで
休憩していたとき.....テーブルの上にてんとう虫。。

服に乗ると.....まるでブローチのよう。。

今日は....
スケールも、アルページュもコンサートと同じ気分で弾けと言う
ルービンシュタインの言葉
集中力.....心の中になみなみコップで水を入れてこぼれないように
いつもピアノの前にいなさい....
ロシアの1代目大統領の経験からピアノに置き換えた言葉を
師匠に頂きました

日常でも....そう過ごしたいものです

そして、時にてんとう虫と戯れる人生でありたいです

今日の最後の言葉、師匠が
「おぉ、てんとう虫は幸福を運んでくるんだよ....」


忘れたくない、心に暖炉がある...夕方でした


喫茶「工場の煙」




喫茶「工場の煙」        


遠い夢 遠い想い 手のひらを擦り抜けてゆく

人は儚い旅人 ポケットの中の悲しみを握りしめて今日も歩く

古い古い日記帳の中に書き残したあの日の私よ
今は錆びたオルゴールの中にあの夏の馨と共に眠る


夢遥か 君遥か 目の中に映り消えてゆく

人は鼓動と言うリズムの中 命の楽譜の上をいつも独り歩いている

止まった侭の あの日の夢よ 君はいづこ私は此処にいるのに
今は壊れた腕時計をはめて 優しい昔、思い出してみるわ

古い古い日記帳の中に書き残したあの日の愛は
高く高く上がってゆく

工場の煙と共に揺れて


2009年6月21日日曜日

夜の青空 le ciel bleu dans la nuit?


今日は夏至、そしてフランス国内は「fete de la musique」音楽祭の日

道ばたでプロからアマまでオールジャンル音楽が無料で聴ける日

私も毎年....参加させてもらいましたが

昨日がライブだったので...今日は休憩....


今夜は今年、一番、日が長い日でした。
10年目の夏

夜10時過ぎ
一人でビールを買い、歩いて家に向かいました



どんな夏の日も....覚えています

優しく淡い
夜の青空の下.....でした

couleur


グミの詰め合わせを頂いた
身体に悪そうな色たちだけど

ワニ、小人、卵焼き、コーラ、色々
まるでおもちゃ箱をヒックリ返したようで
かわいい

眺めているのも...楽しくなる

私はグミが大好き

一時期、グミはブタのゼラチンから出来ていると知り
食べれなくなってしまったけれど

ブタくんに感謝をして....静かに口へ運んだ


KIMONO


私は着物が好きです
日本にいる時から....祖母が持っている美しい着物たちを見て
そのたおやかな色や繊細な流れ...そんな小さい時間の思い出

書道は勿論ですが
もっと時間に余裕があったら
もう1度華道....そして新しく香道を勉強してみたいものです....

Merci!!2






 


Merci!!






J'ai donne un petit concert dans la galerie Deborah Zafman hier.
J'ai chante avec la joie...
C'etait la premiere fois que j'ai donne le concert toute seule.

Sur tout,mon prof de chant qui s'appelle Michel BERGAM...
qui etait tres content pour moi.
Il me donne le cours de chant dupuis 9ans....
Par-ce que....je n'avais pas parle francais,ni chante(en francais)avant.

J'avais participe quelque fois le concour de chanson au Japon,
j'ai obtenu des prix....mais, moi meme...Je veux chanter en France
je fais ce que je veux..je veux travailler tranquillement...

Merci tous,merci Deborah!!

Je continus a travailler.


昨日、ワンマンライブをしました。
沢山の暖かな笑顔、歌への...嬉しい言葉を頂きました。お花も。。
声も....調子良く、伸びて通って....やはりマイク無しライブっていい。

ライブ.....多くの言葉にはならない気持ちを頂きました。

当日の午後、師匠のミッシェルが夕方N.Yに立つのに
レッスンをしてくれ、いいました。

君は、変わった。9年前は歌を歌いたくても仏語が話せなかった、
声もまだ弱々しかった。
君は、本当に成長したね。と。

これからも、自分らしい自分で積み重ね
またステージに立ちたいと思います。

支えてくれる多くの方に感謝を....心から...。


お手伝いをしてくれた、ゆかりさん、春奈ちゃん、本当に有難うございました。
心強く...嬉しかったです。
そして、真さんとダイスケくんも、楽しい夜を有難う!



2009年6月20日土曜日

忘却


        忘却                  


君の唇はまるで閉じない朱い傷口のように
君の心臓はまるでチロチロ揺れる鬼火のように
時が過ぎて君は僕に手紙を書かなくなった
今でも目に見えるものよりも見えないものを、まだ、信じているかい

君の小さな乳房の間に宿る あの日の思い出
それはいつか星屑になって 独りの君を照らすよ

君の右目は情熱の紅い星 左目は悲しみの青い星
瞬きもせずに 今を見つめて
掌に入れることが出来なかったもの
手放さなくてはいけなかったものの 変わりに

風をつかみ 時には花を指にまとわせ
君は空の下 木にもたれて 生きることに泣いた

まだ 子供の頃の君は僕に手紙を送ってくれた
楽しい夢と いっぱいの色とりどりの風船を持って
空を歩く絵を描いていた
でも歳を重ね 君は僕に手紙を書かなくなった
楽しい夢は薄れ 風船は空高く飛んで行った
空を見ていた窓も....いつの日か閉じてしまった

僕は2000光年前からやって来ている光だよ 少しずつ青い星に近づいているよ
けれど君の人生を照らすには間に合わない

独りで生まれて 独りで死んでゆく人間は
僕が生まれた時に飛び散った母さん星のようだ

君はこれからどうやって生きてゆくんだい、
葉っぱの下で、この世の崖から美しい絶景を見渡してる
針の折れた蜜蜂がうずいて
まるで君のようだ

遠い闇の向こうからいつも君を見ているよ
いつか地球に辿り着く日
君は既にもういないけれど

僕は君が生まれた日の朝も
そして死んで行く日のことも知る事になるだろう
だから安心しておゆきよ

明日になれば君は出逢うだろう
種の日から君を待っていた花に

その小さな花を髪に飾って
君の乳房の間に宿る今と歩めよ

孤独に震える夜は
右手で自分抱きしめ、左手で涙ぬぐって生きてゆけばいい

今ここにある悲しみも喜びも
果てしなく遠い日になるのだから

虹色に描いては黒く塗りつぶした
君の心、わびしいこの世の歌
.....それでも

唇に昇るは命の讃歌
今、太陽が沈んでゆけば

一番星が強く君を照らすだろう
この世に生きた 在りし日、今の君を!

2009年6月18日木曜日

Belle soiree2





裸っていい
素足っていい

いつも思う

帰りに色々
泣きました

滅多に泣くことがない自分ですが

今日の夜

帰りのシャンゼリゼ行きのメトロの乗換駅

素晴らしいヴァイオリニストに
ありったけの1ユーロもない全財産を
100メートル戻ってケ–スの中に

しかし
この夜に心の財産をもらいました

生きていると色々ですが

素晴らしいと思える
そんな....日、そんな生きている日でした

久々に涙が垂れたら

自分に火がつきました


Belle soiree






デボラのギャルリーにYukikoさんのステージを観に行く


ダンサーのYukiko MURATAさんとパーカッション、ブリューノの即興パフォーマンス
素晴らしかった!!
紅い靴が印象的

本当に、心から.....そしてもっと観たかった
久しぶりの心からのブラヴォーのステージ

心が動きました

表現者として.....息、鼓動が....そして楽しい微笑みが....
私の心を串刺しにしました

その後、ルナとアドリアンのパフォーマンス
これも好きでした
人間として

多くを瞳の中に映せた
心に新しい息吹を
唇に生きる鼓動をくれた
.....夜に感謝


Merci.....,Yukiko,Bruno,Adrian,Luna

2009年6月14日日曜日

太陽の万華鏡 Kaleidoscope solaire



ミロンガは(猫たちは)日向が大好き
私は半地下に住んでいるので
あまり太陽が入らず....ランプに頼る生活

けど、春と夏は特別
太陽が少し遊びに来てくれます

この家に住んで
太陽の光がどんなに有難いか....知りました

日曜日のお昼すぎ

ミロンガは太陽の万華鏡の中で
どんな夢を見ているのかしら


Il reve dans un kaleidoscope de soleil......




ある方に出逢った
不思議な人
空からの声が聴こえる人



今まであった酷いことや悲しいことは
全てあなたの人生に繋がる「鍵」が隠されている...と言った

変わらない人は変わらない...保身なひとにはなるな、と

また逢いましょうと言ってくれた


不思議な人


私は....時間を経て
時たまに、そういう力を持っている人に出会ってきた
今日これから起こること、その時間帯
明日その先起こること、その時間帯
数字
一緒にいると全てあたる

何故か分からないが
....そういう方々に可愛がられて来た

初めは驚いたけれど
この世だからどんな人がいても可笑しくない

子供の時から
予知夢や正夢、デジャヴをよく見るが
これも神様からの贈り物なのだろうか

最近...夢を見た
以前見た夢と同じ美しい湖と緑の丘に囲まれた
信じられない程大きなガラス張りのカフェ

スイスや北欧の澄んだ空気
でも....どこか寂しげな土地

夢の中でもう3度程訪れている

いつか....そこへ辿り着ける日が来るのかしら


隠された「鍵」とともに

2009年6月13日土曜日

花の顔、私の顔



先日、友人の京子さんの誕生日パーティーがあった
美しいお花
京子さんが花の茎を切りながら

「花は人間みたいだね、形も色も香りも全部違うものね。」

ああ、そうだな....と思った

例え花の種類が同じでも...みんなよく見ると違うから
人間と同じ




最近、私は....
ずっと忙しく出かけていた

夜に帰って来て、残った時間ピアノをさらっていた
フランクを弾いていた時に
ふいに....こらえていた涙が静かに出始めてしまった
頭をピアノのふたに乗せて
.....ちょっとだけ泣いた

最近、色々な人間関係や....あまりにも自分の生活がみじめで
心が作動してくれないことに十分気がついていた
明日の生活に不安を馳せて弾くピアノこそ....厭なものはないのに


でも今
私は思っている
1度「あの人」に弾き語りを聴いてもらおうと

心で静かにチャンスを待つ
でも用心深く、謙虚でいなければ
....その日は来ないだろう


最近、まわりの友人たちが「海音の顔がおかしい」と言っていた
多分....心が雨雲色の千切り絵みたいだったんだろう

雨音に心を寄り添って
小さなお花のような顔になりたい





2009年6月7日日曜日

日々



育てているお花やハーブを見たり

影を見たりしています



musique et dessin



無題


本音とか、感情、相談、誰も言える人がいません。

今日は天気のいい日曜日でした。

2009年6月5日金曜日

Infomation de concert♪




最近、なんだか動いています
ピアノと語らう時間をもっと作りたい
ネコのミロンガは太陽との場所を作りたい(日向ぼっこ)



6月6日(土)19h〜 多分私は21h〜
Unice CHENと言うピアニストの後に

6月20日(土)20h〜
ワンマンライブです
イギリス、シリアのアーティスト作品と共に

le samedi 06 juin a partir de 19h〜
apres la pianiste Unice CHEN

le samedi 20 juin   a partir de 20h〜
le concert de Mio CHIBA
avec les artist(e)s, anglais et syrienne

adresse
Galerie Deborah Zafman
3,passase des Gravilliers 75003 Paris

A bientot♪