2010年3月20日土曜日

ライブ


6月末に昨年9月21日付けの日記にも書きました彫刻家ジャコメッティーのアトリエにて
ライブ予定です
詳細はまた後日お伝え致します



2010年3月19日金曜日

お知らせ





こんにちは...海音です

いつも...たまに...ブログを読んで下さり...有難うございます

相当前から思っていましたが
今後はライブや演奏会スケジュール、大冒険、演奏会便りのみの更新とさせて頂きます

ご存知の方もおられるかと思いますが
パソコンに疎い故、と言う事と最近...前以上にインターネットから離れたくなり
今のご時世...ブログで自己PRやプライヴェートが「当たり前」の世の中ですが
自分的にはあまり合わず、己の花園で静かに自分らしく生きようと思います

いつも拝見して下さる皆様への感謝とともに....
今後もフランス、日本でのライブ会場で御逢い出来ることを楽しみにしております

これからも応援を宜しくお願い致します


お写真 
とてもお気に入りの古いステンドグラス写真立て....朝と昼と夜の光加減で
とても美しく....静かに眺める時間が好きです
そしてミロンガ氏と私....一応生きて、周りの方々に支えて頂き....生かさせてもらっております
人間として美しくなれるよう、
奈落から山頂まで...これからも見据えて生きて行きます

これから...春
お友達が沢山です
お花、草、木、蟲君、チョウチョ、鳥君

ありがとう

2010年3月12日金曜日

カヴァレリア ルスティカーナ


このマスカーニ作曲のオペラが好きだ
悲劇の前に....心が崩れそうになるほど 美しい音楽が流れるからだ



今日
私は寂しかった

でも寂しいと言うのは生きているからであり
また喜びを感じるのも生きているからだ
どんな涙の温かみも



人生で確かなこと

Mors certa et hora incerta
死は確かで、その時間は不確かである

昔ヨーロッパに多くある時計台広場の時計にラテン語でこう刻まれていたのだそうだ


いつこの世から消えるのか不確かなれば
明日がやって来たら、嬉しい

永遠を知っているから、感謝し
夜の空のコンペイトウを摘んでポッケに入れて
小さく私は歩く


カヴァレリア ルスティカーナとラム酒
夜は更けて
小さく私は笑う


雪の降りそうな夜だった


2010年3月10日水曜日

北野さん....


最近ピアノの練習時間を増やした....1日5時間では今の状態だと足りないからだ
せいぜい7時間確保することに勤めたい、が
今日は久々にこっぴどく先生にコテンパにされた2時間レッスン
家に帰って今夜はあと3時間は練習出来るか....とメトロの階段をトボトボ....

上がった瞬間に大きなポスター「TAKESHI KITANO」がいた
私を見て笑っている

......何だかいきなり元気が出た(私は単純なのだろうか)

「オマエ、やるだけがんばれよ、」と言ってくれるように妄想した


北野武はフランスでコマンドール最高章を授与されたらしい

世界のKITANO....天才KITANOとOO(マルマル)〜と有名になると付くんだなぁ...考える
私はなんだろうと考える


重い楽譜を持って髪の毛もほどけている
自分は
北風の中の名の無いアジア人だ



まずは....ピアノ練習から

サンマルタン運河

             道路がウィーンと動いてお船が出ます...お船が出たらまた道路の様な橋が自動にくっつきます



パリに来たばかりの頃、この辺の中華街で必死に生きていた
近所に気持ちがいい運河があるよ、と周りの人に勧められても
それどころでは無かったから
念願かなって10年経ち、やっとゆっくり初めて歩くことが出来た

セーヌを歩くよりも水面や馨が身近に感じて気持ちがいい

もう少し温かくなったら、また来よう

パリという街は何年経っても行きたい場所がどんどん見つかる

とても小さな街なのに
美しい宝箱をひっくり返したよう


Exposition de Michi SUZUKI 1





                デザイナーでヴェジタリアンコックさんのカルメン



先日、私のガラスの先生「Michi SUZUKI」のExpositionへ行きって来ました
とても晴れた日曜日の午後....サンマルタン運河の近くにある「NAPOLAiPARIS」

初めていくお店でしたが...とても好きになりました
イタリアのナポリ出身のデザイナー カルメンのお洋服ショップ
(全て1つ1つ彼女の手作りのお洋服、カバン、アクセサリー☆)
地下は彼女が手作りで作ってくれるイタリアン レストラン(ヴェジタリアン)キャフェ

お昼〜午後はMichiさんのヴェルニサージュとレストランで満員御礼
Michiさんの作品、カルメンのお洋服が....素早くご購入される方々ばかり...
(実を言いますと....どちらとも私も購入....とても素敵^^ たまには自分へプレゼント)


お友達でフランス文学を研究しているクミコちゃんとそのご友人で
やはりガラスを創作しているアキちゃんとじっくり楽しく過ごしました!
カルメンと野菜のお話をしたり....


Michiさんはとても謙虚な方で作られるガラス作品も本当に繊細です
1つ1つ....彼女の心が透明に織り込まれて、「音」が聴こえてきそうな風景
でも、どこか「凛」としている....


訪れた沢山の方々が微笑みの中....澄んだ瞳でMichiさんの作品を手に取ってみたり
お話を聞いていました

最近お休みしていたガラス教室、もう少ししたらまたMichiさんに習いに行こうと思います
素敵な先生、Michiさんに出逢えて良かったな...

楽しい日曜日でした^^
心が穏やかに小さくキラキラする時間を皆で過ごせました
有難うございました




MichiさんのExpositionは3月31日(火曜〜土曜11h〜19h)までやっております
ブティック レストラン「NAPOLiPARIS」
8, Rue de la Grange aux belles 75010 Paris(Metro Jacques bon Sergent ou Republique)

MichiさんのHP http://www.michi-suzuki.com
カルメンのブティックのHP http://www.napoliparis.com


Exposition de Michi SUZUKI 2

                   アキちゃんとクミコちゃん、カルメンとそのワンコ
              ブティックの地下がイタリアンヴェジタリアンレストランです
         今回はジャポネーズとイタリエンヌのヴェジタリアン料理...デザートも美味しかったです
         久々に羊羹を食べました...桜のお花がノッていました^^

                       夜のサンマルタン運河

2010年3月6日土曜日

てがみ


1通の手紙が届いた
温かい手紙

私は彼女の手紙が嬉しい...


昨年の4月
彼女から1通の封書....中には小さな小さなカード

一言だけ書いてあった


「冬は終わりました」


その言葉を読み、彼女の心の懐の広さと優しさで
ずっと忘れていた涙を...私は流した

一生忘れることのない、言葉


そして今日も温かなお手紙
彼女の微笑みを想い出す....フランス語の筆記体は優しく私の心をなぞる


明日から、今日までの己を
また悔い改めて生きてゆく

静かの
祈りの中で


2010年3月5日金曜日

空に流れゆく日び


...1年前に行ったモンマルトルの個展
友人で画家の「新城ゆかり」さんの絵が
最近、私の手元にお嫁入りした

この工場の煙と.... 空の詩は どこか...彼らが私は友達に感じた

最近、夜....静かに眺める



人それぞれの人生は、灰色の雲だったり....青空だったり

夜、ひとり静かに眺める




2010年3月3日水曜日

蓮和会のStephane




先日、ヨーロッパの合気道団体「蓮和会 RENWAKAI」のステファンに逢いました
フランス、ロシア、イタリアに道場を持っている団体です
この団体の書道イメージをお願いされていて....やっと渡すことが出来ました^^

何枚か渡して気に入ったものを選んでもらうことにしました
きっと近いうちにオフィシャルHPや、蓮和会のグッツに採用されます
そして本部の道場に額を付けて飾られることに!


凄く硬派で本格的な合気道団体です...
HPを拝見すると...おおお、いいね!と思います

ステファンも長い期間、合気道をしていて日本にいる大御所の「SENSEI(先生)」に逢いに
そして合気道仲間との合宿をしたり....非常に本格派です
合気道のことを話す彼はイキイキ!
ちなみに彼はYODAN(四段)の腕の持ち前

個人的に合気道の「KEIKOGI(稽古着)」が私はカッコいいなと思います

是非、今度...RENWAKAIの皆と夕ご飯に招待したいから^^と誘ってくれました
「私以外、みんなマッチョなの?」と聞いたら「そう」との答え
主賓ですが...私が一番かしこまって食べていそうです...


今回、わかりやすいように書風は楷書で切れ味があるものにしました

漢字1つ1つの意味、何故こういう組み合わせか、流れかを
説明してあげたら「なるほど!」と喜んでくれて私も嬉しかったです

自分から創作するもの...誰かに何かに喜ばれて
嬉しいな...と思いました

Merci Stephane
J'espere que a bientot!



蓮和会のオフィシャルHPです
ご興味のある方はどうぞ^^

http://www.renwakai.org/


2010年3月2日火曜日

10年

                                                                                                                                         夜の優しい街灯は空を旅する綿毛に似ている




今週のいつか...こちらに来て10年を迎える

もう何日に来たか忘れてしまった

忘れてゆくことも悪くない

こうして生きているのだから

多くを風に手放して


生きてゆきたい
                 


優しい煙

   彼女はハンガリー、日本、フランス語を話します...ハンガリーの昔の子守唄を美しい声で
   優しいまなざしで歌いました 私も心を穏やかに撫でてくれたような気持ちになりました




イロナの1歳の誕生日会

大道芸とピアノの即興があったり、ハンガリーやロシアの美味しいお料理があったり

懐かしい人々とも逢えました

お祝いに駆けつけた人々の国籍はフランス、ハンガリー、ロシア、チェコ、日本....
この4か国語が混ざり合って何とも楽しい雰囲気


ピアノのレンギエル先生たちとの人生街道のお話
集中力のお話をしたり...昔のお話をしたり

先生は戦前戦後にハンガリーでヴァイオリニストのお姉様と共に有名な音楽家でした
でも戦争へ出向き左足に弾丸が当たって、そのままシベリアに9ヶ月捕虜として
食べ物も与えられずガリガリになって...
その後...フランスに来て華やかにピアニストデビュー
その裏では4帖一間の部屋にアップライトピアノを置いて自分の寝る場所もないくらい
貧乏な暮らしをしていた...ことを聞く

命ってなんだろう...いつも思う

今、先生が持っている素晴らしいべシュタインのピアノで1歳になったイロナが人差し指で
キャッキャッとピアノを弾く

その光景をみて先生が美味しく....いただくパイポの煙が優しく立ち上る


そんな風景が
....私はなんだか胸が切なく優しくなる夜でした