2010年6月30日水曜日

少しの近況



最近、真夏日が続いています

短いパリの夏を感じています

ミロンガも日向ボッコをしてはピアノの下で涼んだり、の繰り返しです

もうヴァカンスシーズン到来です
今年も音楽でヴァカンス返上の夏になりそうですが...
酒豪ですが最近少しやめようと思ったり
プライヴェートの方で色々変化が有る最近で心がパンパンだったり
でも
これでやっと私は生まれてずっといた
鳥籠の中から出れるのです

自分に精進する夏にしたいです


夏夜の道端のお花の馨り、疲れを撫でてくれます

2010年6月28日月曜日

Notre-dame



先日、友人のお誕生会をセーヌの畔でしました
私と同い年でパリで一生懸命に夢に向かって生きている大切な友人
おめでとう!

夜半を過ぎても多くの人々がピクニックをしています
皆....セーヌが大好きです

パリは何年経っても
何度も見飽きること無く....心に美しい影を落とす



悲しみも
喜びも

流れて流れて

セーヌの水面にその日がありました

久々に




お洋服の展示会場のパーティーへ行きました
飲み過ぎました...
私のとなりのモヒカンのお兄さんは外見と同じくらい
素敵な日本語を話す柔らかい方でした^^ かっこいいです

日び音楽の人々、空間に身を置く事が常ですが
またモードの世界の雰囲気も独特な空気を感じます

忙しい年度末ながらも楽しいひと時でした


2010年6月22日火曜日

夏至の風


昨夜22時30分 近所の森はまだ夕方のようだった

私は久々に夜の散歩と月光浴へ出掛けた

風のマントをつけて

いつも冒険をしている

2010年6月19日土曜日

真実に至る道は無く




雨は悪人にも善人にも降るから、落ち込んでいるときも喜んでいるときも
分け隔てなく降ったり日が射したり
でも、残るものは


今夜は貰い物の1990年代の良い馨のワインとドビュッシーの歌曲
こういう小さな破片の美しい時間が好きです

電話...親しい友人から

今に始まった話ではないが「創作」の世界に身を置いていると
盗作や会社だけの名誉、利益に使われることは
どこにでも転がっている現実だ

私はいいことだけ、心の外見をここに綴ることはしたくないので
思っていることを記そうと思う

ただ、見方を換えれば
人がマネをしたいくらい、自分の作品です、と言いたいくらいのものだったから
自分の利益になる、と感じたくらいだったのだから
そういうことをする人々がいると言うこと

私は捨てたもんじゃない!と思って、今後の自分の舵を取るに限る

規模が個人であっても世界的なことであっても、同じこと

裁判や憎しみや...そんなことよりも
人として、どう美しく生きるか

マネや盗作、適当な巷の噂...それが自分の為になる、自分を大きく出来る、自分を守れると
思っている人は華やかでも哀れな裸の王様だ

この世にはいくらでもある話だし、私も知っている


ただ、最後に残るのは

真実に至る道はなく

真実は、真実のみなのである

2010年6月15日火曜日

探しています


夕方、小庭に居た時、友人と携帯電話で話していたら
フランス人の気の良さそうなマダムと奇麗な貴婦人がポスターを貼ってもいいですか...
と尋ねて来た

事情を聞くと既に1ヶ月以上帰って来ないワンコを探していると貴婦人が泣きそうになっている

そうしたら...丁度、携帯で話していた近所に住む友人が
3日前その犬を見たよ...!

私は彼女らを追いかけて、この辺で見た友人がいると伝えた

見つかるといいな...

自分も外に出したことがなかったミロンガが4日間帰ってこなく
何も手が付かずに、出て行った窓辺でずっと昼も夜も待っていたことがあり
気持ちを少しでも察することが出来るから

パリにお住まいの皆さん、もしこのワンコを見つけたら保護してご連絡を下さいな...

破壊、再生




昨日でまる2年だったのだそう
生まれた街が震源地だった地震

あの時あった命も
今、生かしてもらう命も

色々改めて感じた

昨年の夏に「まつるべ橋」を通った時...小さい頃に
ドライブ好きでダンディーな祖父がよく連れて行ってくれたな...と思い出した

一緒に折れた橋を見ていた弟は無言で目をそらしていた

須川山(栗駒山)へ向かう道も温泉もほぼ無くなってしまったけれど
今は再建を試みている

遠くパリにいても、忘れることの出来ない街
東北の小さな街

これから...人々の心も
また大きな自然も、小さな自然動物の命も元気になりますように
日びの祈りの中に織りて、織りて
生きるのです

魅力的な人


今夜はフランスの文化省が企画する2009年度の国から贈られた賞の受賞者のソワレへ...

と、言っても友人ハルナ嬢のアンヴィアスィオンがあり一緒に入場
元々根っから私は社交性がなくソワレも一番苦手な部類ですが
最近、人間ウォッチングを再会し...ハルナ嬢といるとテンションやモチヴェーションがグンとあがるから(生きること)出掛けます。

大切な友人。

年配の方が多く、多くのタロン(才能)を持ち合わせた方々のソワレ
オーラが独特なソワレでした..

が、しかし、私のベストドレッサー賞...と言いますが「かっこいい」と思った方は
どう見ても年齢は40台後半か50台の至極パンクなお兄さんが素敵で目立っていました
他の方々はスーツやドレスなどでワインを頂いているのですが
彼ら2人は別格で...素晴らしいディネ(夕ご飯)を食べに忍び込んだのか...受賞者の友人か...
しわくちゃに口がひん曲がって、ピアスにモヒカンに迷彩...
私はきっと何歳になっても...こういう方が好きです

生まれた時からモヒカンのお兄さんは好きです

帰りのタクシーではセネガルのお兄ちゃん
「今日、仕事の帰り?」

「いや、パーティーの帰りです...
このテレビ(タクシー内にテレビ設置)のヒップホップ音楽は?いいね♪」

「地元(セネガルの)同僚でさぁ...そう言えば、君はジャポネーズ?今日の試合、勝ったね」

「え、本当...?凄いですね、..でも韓国より日本は有力ではないよね」

「うん、たしかに。今年はドイツ、ブラジル、アルゼンチンが勝ち目だと僕は予想するよ」

「セネガル、いいな。アフリカにいつか行きたいんだ。民族音楽や衣装も素敵だね。
確かフランス語だよね」

「そうだね、複雑だけど植民地時代が長かったから...でもいい国さ^^俺はそんな自分の祖国が今でも好きだよ...冬でも25度で寒いぜー」

「あはは^^」


魅力的な人

私にとってパンクのムッシューだったり、セネガル出身の若者運転手だったり
みんな、自分の強くて見えないオーラを持っている

外見が美しい人も好きです
でも、その人が何歳で鼻が高くて肌が奇麗で..あっても
その人の「影」が薄かったら全然魅力的ではない、
思いやりのない人は
論外だ

ようは内容
一言では言い切れないけれど

今夜は「フランス文化省」のパーティーで
パンクのお兄さんと、タクシーの運転手さんが
ベスト生き方賞でした

こんなこと、言っていいですか
履歴など興味がないです、私。
自分の履歴をこのブログに長々と書いていながらですがね

心の履歴書で、それでも何があっても生きるひとが好きです

その履歴書は書することが出来ないから
自分も...多分そうです


そうそう、マドンナが
「私は潰されても、ゴキブリみたく、また踏まれても帰って来るわ」と言ったように
これからも、そうしたいのだ

例え、つぶされてもね

2010年6月9日水曜日

Cureless 毒と砂丘


気が付けば師走の様な....年度末である

8月に向けて地元の恩師に連絡をとり
久々にお声を聞く
15歳から18歳までの自分が聞いていたお声

当時、自分が付けていた香水を思い出す
クリスチャン ディオールの「POISON」「DUNE」
毒毒しく重い...甘ったるいものを...

かと言って髪型はベリーショートかシャギーの入ったショートヘア
丁度ルーズソックスが流行り出してポケベルの時代

今の日本の流行はわからないが...そんな時代が高校時代でした

先日、久々にセフォラ(フランスにあるコスメショップ)にて
「POISON」を懐かしく思い、試嗅してみる
「嗚呼、こんな香りを付けていたんだな、自分...何故だ」と回想する

私は童顔なので、それが本当にコンプレックスだった
いくらでも大人びていたかった時代を思い出す

高3時代、音大受験のピアノレッスンのため横浜に通っていた
青い6角形の鈍色のディオール口紅を初めて手にした帰り...輸入品の香り

音楽も10代の想いも、Cureless(治療法のない、救いようのない)な自分でした
そして当時聴いていた歌も「Cureless」(笑)

時を経て、また「POISON」「DUNE」を自分に合わせてみようか
甘ったるくて、重過ぎるものが自分には合っている

さわやかな香りこそ、我が存在無し

重く甘くいたいノスタルジア
高校の時から自分をよくわかっていた、

ただ、これくらいしか、わかっていなかった


                         回想列車を下車します
                         
                      今なら少しは的もに似合うだろうか
                         
                         「毒」と「砂丘」
                         
                          しかし、それは
                  例え付けても「今」の自分の「今」の香りがするのだろう



2010年6月8日火曜日

生きるのが


生きることは難しい
これは偉大な真実である 最も偉大な真実の1つと言っていい
どうして偉大な真実かと言えば
この真実を真に理解したとき
それを越えることが出来るからだ

生きることが難しいと分かれば...生きるのはもはや難しくなくなる
いったん受け入れることが出来れば
生きるのが難しいことなど大した問題ではなくなるからだ

スコット ペック


2010年6月4日金曜日

今日の終わりに...





今夜はプライヴェートライブ第1段が終了

最近は自分企画やオーナーさん企画のライブを完全にしていません...
それはピアノクラシックの方に日び時間を費やしている為なのですが

もし機会があれば
私は孤児院の子供達からノーブルな人々まで
全て同じように...これからも何も変わらずに歌い続けます

生きる想いは同じですから...

昨日、本当に久々に新曲を描き上げました
その歌は来年に間に合わせたい新しいCDの最後の歌

そして私にとっても自作でCDを出すのは来年以降...近年はもう考えてはいません

自分には自分の泣きたい叫びたい巡りたい時代がありました
作品を描く度に、作曲する度に出来上がっていったのは確かです
落ちついたのではなく
これからが本番だから


黙っていたい時期に入っていくのだろうと思います
音楽は自分にとり生きる姿勢です
プロですからビジネスも大きく関わってきますが...

そろそろ撮影の準備にも入りたいですね^^


きっと...変わってゆくのです
変わってゆくことも生きる経験の1つですから、受け入れて
音楽をこれからも続けてゆくのだと
私は知っています

いつも支えて下さり、応援して下さる皆様にも
これからの鼓動が聴こえて下さりますように
支えて下さり心から感謝しても全然足りない


今宵は久々に10cm以上のヒールを履きました

パリも日が長くなり夏が近づいて来ました

ありがとうございます
心から...!




追伸 プライヴェートパーティーのため多く写真を掲載出来ないのですが
可能な時は少し載せてゆきますね^^