パリの雨糸譜 私の心の庭 そこにはいつも風が吹いて 万華鏡のおかしな太陽があり 季節の道を照らすのです
2009年11月21日土曜日
闇の淵
闇の淵に
綿毛が揺れているのですけれど
きっと
人生は私にとって、そういうと感じて
虹を渡る時に
小さな笛を見つけて
その綿毛は歌うのですよ
人の目よりも大切なのは
心の目
今宵も
闇の淵に
生きる一滴の血をしぼれば
水面に
綿毛とともに
揺れて揺れていますよ
静謐の向こう
犠牲の上を
小さな墓の上を
カラスは泣いて踊ってくれました
赤い空の下
私は見ました
私の仕合わせを
次の投稿
前の投稿
ホーム