2010年1月7日木曜日

演奏会


L'audition de la Classe de Piano de Monsieur Atty LENGYEL

Mardi 02 Fevrier 2010 ,20h

(Bach, Schumann,Chopin,Franck,Rachmaninoff,Gershwin etc...)

Conservatoire Russe de Paris Serge Rachmaninoff

26, avenue de New York 75116 Paris (Metro: Alma Marceau ou Iena ligne 9)

Je vais jouer du Bach de Partita no.6(entierement)BWV 830



2月2日(火曜日)
所属するセルジュ ラフマニノフ パリ ロシア音楽院にて久々にピアノを弾きます。

今回(私は)バッハのパルティータ6番(全曲7曲)BWV 830を弾きます。

あと...1ヶ月もないな...雪と寒さと一緒にバッハも悪くない
心も目も空気と一緒に澄んで
敬虔にピアノと対話したいと思います


先日、ピアノの師匠アティー レンギエルと親友のスヴェトラナのCDが発売されました
昨年の2月に青い目のイロナが誕生して、2週間後にお祝いに行った時
スヴェトに「ヴィオロンセル(チェロ)はどうしてるの?」と尋ねたところ
「え、毎日2,3時間は最低弾いて練習をしているよ^^」とのお答え...
赤ちゃんを産んで間もなく寝不足の彼女....素晴らしい!
それよりも...彼女の長年のパートナーの大きなギャビ(シェパード)が
赤ちゃんに嫉妬をしてしまい...大変だーと心配していた

その時、私が思ったのは自分が同じ立場にいても...彼女のようにいたい...と思った...

師匠は86歳でのCD発売だけあり、音にもう本当に「迷い」がない
澄み切った人生の悟りの音
でも本人は「俺はいつも「自分の音色」を何歳になっても探している」と言う

結論.....私は幸せ者だ、と言う事だ
音楽に真摯に傾ける、生きる姿勢、
そして時として襲う混乱の時代、人生の岐路の中でも音に向かい続ける
そんな人々に囲まれ今日があると言うこと


CDの内容は
フレスコバルディー、マルチェロ、ヴェラチーニ、バッハ
ほぼバッハと同年代のイタリア音楽家によるプログラムだ

なんだろう....この時代の音楽は美しい悲しみの旋律、対極に...異様に太陽光が入る明るい旋律
そして
どこまでも限りなく
「敬虔」であるのだ

真摯に神と向き合う態度、そして霊的に奏でることへと通ずるのだろう

さて、今日もピアノに向かおう