2009年10月11日日曜日

眠りによせて


この何日間か熱が一向に下らず
何年かぶりに風邪を引いた

ピアノに向かえども集中力に欠けて
暗譜が進まない

今朝
Macを開いとき、私は目を疑った
忘れたかった過去が
開くとそこにいた

忘れて水に流して
時を待つ
我慢するしかない結論を1日朦朧気分の中
因果
忘却
昇華


雨降って地固まる

まだ雨はやまない

しかし
その雨の中に
静かに傘を差し伸べてくれる人々がいる

それだけでも
本当に言葉が見当たらない


自分の深みは
秋の深みと共に色づき、枯れ、また生きて

静謐な心を
火にかけたらお香の馨になれる
そんな明日であるように

自分の膝に赤いリンゴが落ちて来る
これからであるように

眠りによせて
私は祈った