別荘にて 気ままに
朝は遅く起きて
気ままに外のプールで泳いだり
手作りのジャムを頬張ったり
お屋敷のまわりを散策したり
野菜やぶどうを摘むカゴがおもむろに置いてある
カゴ屋さんのようだ
カゴ専用のお部屋
お庭がある丘から麦畑を 眺める
ただひとりで黙って眺め
何も考えない
午後のシエスタはこのハンモックで
風の音だけを聴いて頭脳に関する本を読んでいた
しかしバルザックを読み始めたら
羊を数えるよりも早く夢に入っていた
ある意味、ドストエフスキーと同じくらい
私にとっては安眠剤なのだ
自分には文学は非常に向いていない
しかし読むと言うことを試してみたくなるのだろう
楽譜は読めるが....