2009年8月3日月曜日

気狂いピエロ



蝉、青空、8月、こういう朝はゴダールの気狂いピエロを裸体で鑑賞し
ミントチョコがドロドロにとけて口の周りが緑色になりたいと思う私は
最近、非常に残念なくらいに同類の三名刺繍と言う演劇作家の家に
まだら蝶の毛虫のように寄生しております

家の中では日々の日課として
苦楽の刄を研いでは自分にお試し中です

昨日、彼女が作った作品
症例研究(ケーススタディー)花の病氣
「傷〜彼女は他の男(ひと)に腰を沈めて」
一糸縫わぬからっぽに、複雑という服を着たそんなアナタを脱がせたい...を

観に行って来ました
私的にはおもしろかったです
.....根本、彼女とは行き着くハラワタ具合やドヨ〜ンと重い腐り具合が同じく
私の作曲品と彼女の演劇作品は似ているとお褒めの言葉も頂けるものであります

彼女との出逢いはパリの友人宅で丁度、5年前の冬の終わり
別にライブ活動も「ラ」の字も無い、酩酊して歌っている時に
声をかけてくれました
彼女の主催する劇団レトルト内閣第6回公演
「ああつばき 愛あれば君 逝かずにすんだものの」にゲスト出演で参加しました

それから、奈落へ転がる様にライブ活動が始まりました

昨日観た彼女の作品の中で
「ガソリン飲んで沸騰させて...」とありました
まさに!これこれ...と思います

変人、変態、毒、エロ、気違い、カビ、うじ、と褒められて30年以上の私ですから
青空が幼少の頃から地獄です
空も弱く醜いから「青空」と言う化粧をして本当の自分を装っているのか...と
相変わらず捻くれたことも考えてみたり
もしくは、太陽に縛られて焦げ焦げになり無人駅を寝床にする
夜は快楽と思うのか
青空を潰れる迄抱きしめたいと思うのか

昨日、照明をしていた奥野君に
「ミオさん、相変わらずあの壁からウジのように現れてやってきましたね!」と
爽やかな笑顔で言われて
.....奥野君、ありがとうと感謝の意と改めて安らかな友情を覚えました

さて今日も青空の下、真っ赤に見える青空であります