
喫茶「工場の煙」
遠い夢 遠い想い 手のひらを擦り抜けてゆく
人は儚い旅人 ポケットの中の悲しみを握りしめて今日も歩く
古い古い日記帳の中に書き残したあの日の私よ
今は錆びたオルゴールの中にあの夏の馨と共に眠る
夢遥か 君遥か 目の中に映り消えてゆく
人は鼓動と言うリズムの中 命の楽譜の上をいつも独り歩いている
止まった侭の あの日の夢よ 君はいづこ私は此処にいるのに
今は壊れた腕時計をはめて 優しい昔、思い出してみるわ
古い古い日記帳の中に書き残したあの日の愛は
高く高く上がってゆく
工場の煙と共に揺れて