2010年9月12日日曜日

シャンソン歌手 荒木陽一さん



昨日、3年振りにシャンソン歌手の荒木陽一さんに御逢いした

荒木さんとは以前、日本のシャンソンコンクールの全国大会で御逢いし
それ以前に私のこちらでのシャンソンの師Michel BERGAMの長年のご友人でもあり
3年前にMichelが日本でのコンサートを全てオーガナイズされた方でもある

そして私の中で日本人シャンソン歌手では数少ない...どこまでも深い歌手と感じる方だ

サンラザール駅で待ち合わせをし
その後、転々とキャフェやバーをハシゴして
静かに口数の少ない荒木さんから流れて来る言葉と共に
秋の夜が流れていった

自分自身、ハッとさせられること、反省すること、音楽のこと、生き方のこと
一緒にお話をしていて良い意味で動揺し、黙ってうなずける...小さな時間

荒木さんは高い夜闇の彼方にチカチカ輝く星のような
静かにもどこか強い柔らかい光を放つ人に感じた

新しいCDをプレゼントして下さり....嬉しくウキウキした
見えない涙色と、流れ逝く喜びと
荒木さんの語るギターの音色はどこまでも心の高みに上がっていくように
優しく突き刺さる



今までパリで何人もの「日本人シャンソン歌手」に逢った
しかしその時間は忘れたいような時間だった
荒木さんは自分にとり、忘れられないシャンソン歌手だ

是非、日本でのライブにお伺いしたい

A ma maniere(私のやり方で)
荒木さんの新しいCDのタイトル....いいな...と思った

そして
どんなことがあっても、1度の人生だから
楽しくやって生きたい....目に見えない言葉のプレゼントを頂いた

荒木さん、素敵な夜をどうも有難うございました


写真を撮らせて下さい、とお願いした時
「自分は、非ヴィジュアル系だから」と少しハニカミながら言った彼が
どこかパリの夜にずっと前から住んでいるように感じた



荒木さんのホームページ
http://web.me.com/makoto6stb/youichi_araki/bien_venu.html