2010年9月11日土曜日

老生、君よ紅逆に


月夜を散らし、真昼を散らし、真白を散らし
私は歩く

尋常の暮れで
笑みを耕し
明日を知敏

己の波に
夕陽を祈祷し

弱さを智慧とし
昨日を捨て無論非とせず

点があり
点を飲め

定めの雪情に
血を葬れ

笑みと悲しみを支配とし
翌朝
身奇草の露と共に
生きよ

この世身は最後で最期
知れて幸い
知れて砂丘の友とせよ
海底闇の鼓動を
己の生息とせよ

生きるものは
たやすくない

葬列を造れ
真承の終わった日びに

これからの
月暮れの麼光の紅逆の故に


私はこと色々な気持ちを
いづれ
書作品として発表したいと思う



写真 好きなものに囲まれて
...日本語で言う自分撮りってものですか