2010年5月31日月曜日

自分の調律



2年ぶりにピアノを調律してもらった
本当は最低でも年2度程はしなくてはならないのに...反省しつつ

隣の部屋で音が調律されてゆく「音の過程」を自分の作業をしながら聴いていた
何故だかそれは、この何年かの自分の過程が映し出されるようで
狂った音が調律されること
例えると.....1音1音が心の中の1つの呵責や1つの遣る瀬無さ
それが浄化し真っすぐになってゆく気持ちになる
心も調律されてゆくのだ

だから私はオーケストラ演奏が始まる前の第1ヴァイオリンから始まる
オケ全体のチューニングの瞬間が大好きである
心が厚く豊かに、音の無い波が自分を支配し解放して整えてくれるから

これからの2ヶ月間はプライヴェートパーティーなどのゲストで弾き語りする機会が増える
大勢の人々に笑顔と、人々に自分の声を映し出す時期

まずは己がピアノの前に座り完璧な孤独を創りえない限りは
のぞめないものであるから

静寂の中に身を置き、自分の調律から始める

80歳を過ぎている私のピアノ、今日久々に元気になった
これからも宜しくね^^