2009年12月13日日曜日

小さな薔薇をありがとう






今日はある大きなクラシックコンサートの本当の裏方
子供たちの子守り
いつも自分の花園以外は表舞台が子供の頃から殆どの自分にとって
遥かな森の住人のような気持ち
尚更、子供が本当に苦手で
それでもベビーシッターをして来たり
今回も....
でも、いつも思う
子供たちと、特に人見知りのお子供たち...と長い時間を共に過ごす時
それは
自分が子供時代の頃を思い出す
私も本当に小さな頃、人見知りと外界にあまりに恐れが止まらずいたから

初めは声をかけて来る迄、知らんぷりでいる
でも、子供の方から話し始めた時
同じ口調で自分の意見を述べたり、目線を同じにする、同じく動作をすると
ぺたっとその時を境に少しずつ心を開いてくれる

今日はNちゃん(3歳)とR君(9歳)
2人とも、オリジナルは日本だけどパリ生まれ....小さなパリジェンヌとパリジャン
一緒に折り紙とカクレンボ、お菓子をつまみ食べたり
ネイティブは仏語、そして日本語の子達...感覚も日本の子たちと違う

そして子供たちはデジカメやiphoneが大好き
一緒にカメラを撮ったり、走ったり、笑ったり...凄い人見知りの子達だったのに
最後はべたべた....

R君が「薔薇」の折り紙を私の為に織ってくれた
嬉しいな....とても複雑過ぎて私は織ることが出来なかったけれど
「しょうがないな」と言いつつ、「ハイ、君にあげるね^^」と言ってくれた

最近、色々行き詰まっていた
小さな薔薇とカクレンボ、

私は....
子供もいないし、不器用過ぎて折り紙も上手く折れない

だけど、楽しい時間を沢山の色で織り上げれた

普段だと1日中、
誰に逢うこと無しにピアノに向かっている日曜日
今日は「純粋」な目線で生きる、多くを知り過ぎた大人ではない子達と共にいた

それだけで明日からの漲る音色の予知音を
....プレゼントしてくれた

薔薇と、小さな七色の時間を
ありがとう


私の写真を3歳のNちゃんが撮ってくれた...上手い
R君...
「お姉ちゃんは黒薔薇が似合いそうだね」の一言
うーん、よく過去を見破りましたね(笑)