2015年8月31日月曜日

お母しゃんとLe magicien d'Oz(オズの魔法使い)































昨日、今日と
何故か娘の新生児の頃からの肌着や帽子、服をかなり処分した

パリ時代からの沢山の思い出が詰まったものばかりで

一人で色んなことを思い出していた

そして捨てたく無い気持でいっぱいになった

育児で一生懸命だった、人間として精一杯だった自分を
捨ててしまう気がして(いまでも精一杯だけど)

そして音楽中心の生活で良い母親ではないなと
どこかでいつも自分を責めている時がある

でも
もうそれも、やめようと思う


最近、娘はDVDを観る、という人生の楽しみを覚えた
その中でパリで昔に購入したトムとジェリー(オズの魔法使い編)を
見ては「Over the rainbow」が流れると

「ママの、おかしゃん(お母さん)、のうた!」と毎回私を振り向いては
ニコニコして言います

コンサートや家で歌っているのを聴いていて
真似をしているのです

そういう瞬間に
私は救われます

娘はシャンソンよりも
オズの魔法使い(Le magicien d'Oz)の歌がお気に入りで微笑ましい




新しい肌着や、小さなソックスを買う楽しい未来も
本当は楽しみなのです


ただ
時に、砂漠の砂ほどの1つぶ、2つぶの昔を想って
ひとり過ごす時の時間も
時には寂しくなったって
人間だからいいと想います

それはやはり
今ありきだから思えること


ゴミ収集車が持っていってしまった思い出は
魔法使いが明日からの小さな命の瞬間に

現実の世界にもどっても
砂漠の心の美しい砂
.....ひとつひとつに変えてくれるのですから

大人になっても
私はドロシーでいたいと思うのです