2014年11月8日土曜日

印象派、弾き語りの夢






















お知らせ

以前告知いたしました2015年2月27日(金)西荻窪「奇聞屋」での
ワンマンライブ ミュージックチャージに変更がございます。

3500円から3000円と変更になります。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

今後はもうこれ以上安いライブはしないと思います。


























先日娘と東北新幹線に乗り、地元岩手へ
そして花巻温泉郷の志戸平温泉へ

東北ではもう紅葉は終焉に向かっている
色がぼやけてしまっていたり、葉がすべて散っていた

紅葉絶壁は永遠に続くであろう....という妄想に刈り立たれるほどに
目の前の彩を味わいながら、露天風呂に静かに入った



冷たい風が吹けば、紅葉は涙のよふにハラハラ...と水面に落ちる姿は
日本独特の美であり
フランスの印象派には類がない

山吹色、藤色、黄土色、臙脂色、...日本独特な色の解釈

同じ樹になっている紅葉であっても
陽の当たる場所と、影の場所では
色のグラデェーションが全く違う...息を飲む美しさ

人も、そのようでいいであろうよ、と。


自分もカエルになった気分になりたくて
岩陰に隠れて、目だけ空や木々をのぞいてみた
カエルの気持ちになれた気がした


フと気がついたが
自分はまだ印象派の作曲で歌詞を付けて歌ってはいないと。

小さい頃は、
その日吹いている木枯らしなぞの音を聴いては表現して
楽しく弾いていたりしたが
大人になってから100%印象派の
弾き語りをやっていない(多分、やっている人はいなさそうだ)

例えば、ドビュッシー、ラヴェルなどの声楽曲は有ったとしても
弾き語りで印象派というイデ(アイディア)はまだ無かった

ああ、また楽しい冒険に気がついてしまった...と
露天風呂でお猿のようにジーッとしていた

























花巻の美味しいお豆腐を頬張り
岩泉町(龍泉洞という世界で一番水が澄んでいるという鍾乳洞がある)の
ヨーグルトを嗜み
三陸の魚を頬張る

より体内美を大切にしたい今日この頃である



翌日は実家の近所にある「観自在王院」へ御散歩へ

地元は世界遺産になったけれど
私にとっては昔遊んだ場所ということだけ

10代の頃は田舎は本当に悲しく、つまらない場所だと思った

あんまり昔のことは思い出したくない

しかしそれは
ワインの美味しさを知らずにいた自分と同じこと


上手く言えないが
そうであろうと。

でも悲しいことは変わらず、ただ思い出になった
そして喜びも同じ

過ぎ去り

今の風が吹いているだけ

ただ
そこには感謝という思いが「生きて」「在る」のだ





明日から
また北極星のよふに、独りでピアノに向かう

嗚呼!私らしい

だって私は北風なのだから










ライブで新しく歌う曲のひとつです(パガニーニ)

 https://www.youtube.com/watch?v=Ia9uXumYrXQ