2010年6月9日水曜日

Cureless 毒と砂丘


気が付けば師走の様な....年度末である

8月に向けて地元の恩師に連絡をとり
久々にお声を聞く
15歳から18歳までの自分が聞いていたお声

当時、自分が付けていた香水を思い出す
クリスチャン ディオールの「POISON」「DUNE」
毒毒しく重い...甘ったるいものを...

かと言って髪型はベリーショートかシャギーの入ったショートヘア
丁度ルーズソックスが流行り出してポケベルの時代

今の日本の流行はわからないが...そんな時代が高校時代でした

先日、久々にセフォラ(フランスにあるコスメショップ)にて
「POISON」を懐かしく思い、試嗅してみる
「嗚呼、こんな香りを付けていたんだな、自分...何故だ」と回想する

私は童顔なので、それが本当にコンプレックスだった
いくらでも大人びていたかった時代を思い出す

高3時代、音大受験のピアノレッスンのため横浜に通っていた
青い6角形の鈍色のディオール口紅を初めて手にした帰り...輸入品の香り

音楽も10代の想いも、Cureless(治療法のない、救いようのない)な自分でした
そして当時聴いていた歌も「Cureless」(笑)

時を経て、また「POISON」「DUNE」を自分に合わせてみようか
甘ったるくて、重過ぎるものが自分には合っている

さわやかな香りこそ、我が存在無し

重く甘くいたいノスタルジア
高校の時から自分をよくわかっていた、

ただ、これくらいしか、わかっていなかった


                         回想列車を下車します
                         
                      今なら少しは的もに似合うだろうか
                         
                         「毒」と「砂丘」
                         
                          しかし、それは
                  例え付けても「今」の自分の「今」の香りがするのだろう