2009年4月15日水曜日

乳房に宿る



最近「刺青」やら「忘却」やら
そんな弾き語りの曲を作曲しておりますが
来週の本番に間に合うのか....間に合うだろう...と想定してピアノに向かいます。

どちらも弾き語りと言うよりは
オーケストラ....オーケストレーションを兼ねて作っているので
厚みがあって一人オーケストラピアニストのよふです。
教会旋法(パイプオルガンが締めを決めるファイナルと、
1度と完全5度で下落(上昇)してゆく美しいコード進行)が
今回のメインなので下手に弾けない....。
今までにもそういう曲がありましたが.....歳を重ねる度に酷く激しくなっていくのは
何故でしょう。
普通、落ち着いていくものでしょうに。

朝は人生に這いつくばる青カビのように...午後は煌めく赤カビのように生きています。

最近、日本の大切な友人と久々に電話をしました。
何故、歌うのか
.....色々悶々と考えましたが、歌いたいから歌うのだと言う結論....夜中に。

シンプルなことほど、難しかったりします。

私の小さな乳房の間に宿るは、命の讃歌....
と歌えども
身を削っての作曲、酸化に近いでしょう。
音で想いと感謝を、この世から消える前に少しずつ返して行きたいですね


お酒を飲まないと歌えない曲の練習もするので白ワインを少し...
やはり...「冬枯れ」と「花棺」は辛いですね。
でも、どちらも美しい曲だから辛いのだと思います。

あと生きている間に、どんな曲を産むことが出来るか
私の生き方次第、感受次第なのでしょうね....。


お花を摘んで、お皿に乗せてみました。
素敵な光景でした。

お皿の上に小さな幸福がありました....。