パリの雨糸譜 私の心の庭 そこにはいつも風が吹いて 万華鏡のおかしな太陽があり 季節の道を照らすのです
2010年9月16日木曜日
砂漠の船
雪の中の列車は
私を砂漠と空漠と言う駅に
置いて行ってしまった
そういう日はいつだったっけ
えんぴつをくわえて、秋の実を拾いにいこう
口笛にならない嘘の口笛を吹いて
ひとりで行進する
秋のマーチを私は知っている
砂漠の船は、今は砂漠を航海するが、本当は海を航海していた想い出を持っている
優しいメロディーは
もう誰も座らぬ椅子のようだ
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