まずは16歳まで生きよう

「あと2年か...」

今、14歳。

先日お誕生日を迎えて

私はシャンパーニュ、娘の木はケーキ、ミロンガは美味しいお魚に
誕生日プレゼントは高級爪研ぎ（高級かは定かではない＾＾；）


人間の方が遥かに盛り上がっている
ミロンガの誕生日会をした↑





フランスから連れてきた

誰よりも長くいるパートナーのミロンガ。
誰よりも私のピアノと歌を聴いていてくれる優しい子。





某フランス人デザイナーのアトリエで産まれて
飼い主が見つからなかっ子。

日本から友人がくれば二度見をするほど
大猫でびっくりされる子も
（ヨーロッパの雑種...特に雄は大きい子が多いです）


現在の近所の獣医さんと看護師さんも

「先生....このこ、びっくりして丸まっていますけれど
かなり大きいですよ＾＾；重いです」

「ああ、そうだね...骨格が凄くしっかりしているね...大きいね」と。




それでも今では当時の体重から比べると半分以下。
8-10キロありましたからね＾＾；（でも太っているわけでもなく）

動物病院に行く時はいつも私の手に豆が...
膝の上に乗ってきて甘えて来ても

私の太ももからはみ出てしまう大きさ
抱っこしても肩がこる＾＾；




とても優しく人見知りする静かな赤猫です。


14歳から16歳は猫の寿命が特に現れる歳で
あとは腎臓次第なのだそうです。


私は人生の中で日本でもフランスでも
犬ばかりだかったから...猫の寿命をあまり考えたことがなかった。

それに犬をパリで亡くし
もう生き物は飼うまいと固く心に決めていた矢先に


「mioがもらってくれないと保健所行きの子だよ〜」と
2002年の夏だったかな。


断り続けても
夜な夜な考えて引き取ることにした。






シャンソンの師匠の愛猫「キウイ」は23歳で老衰するまで
私を引っ掻いていた。

目も見えず、耳も聴こえずだったれれど
一緒にレッスン中に遊んでいた。



近所の名医さんに

「今14歳、だったら次は16歳、目指しましょう！
14歳ですがこの子の身体は10歳くらいですから＾＾と」




パリ市内もこの子を連れて4度の引越

移民街の街を
または高級住宅街やブローニュの森で遊び
私に小鳥やネズミをプレゼントしに帰ってきた。


慌てて
小鳥を近所の獣医さんに持って行ったこともある。。



長い私との生活に、赤ちゃんがやって来た時
やきもちをやいて、おしめを変えていると僕にかまって！と
私の背中や肩によじ登ってきた。

でも絶対娘には手を出さなかった。


飛行機の貨物室に入れられて日本へやって来た。
凄いストレスとともに湿気の夏に鳴き叫んで
名古屋に住んで
今度は東京へ。


パリ市内での引越のトラック
国際線の飛行機、国内線の飛行機
新幹線....




私がこの子を振り回した。



だけどいつも静かに隣にいる。



誰よりも長く

私をピアノの上から美しい目で見つめている。







まずあと2年
16歳になれるよう

歩もう。支えよう....

私の愛用のピアノには
彼の爪痕が沢山付いている。



どちらも私のかけがえのない


生きる宝石なのだから。



ずっと一緒に居てくれるなぞ
人間も動物も幻に過ぎない。



でも近くにいるのも知っている。





あと2年
よりミロンガと私はお互いに良く歳を重ねられるように

生きて行こうと思う。



もしこの子が天国へ行ってしまったら
一時的に自分を見失ってしまうのではなかろうかと思うのだ。
わたしは。





悲しみと青空が交じり合う季節は
いつも夏だ。
でも夏は好きだ。

そこに汗という命が森閑と流れるからだ。



千葉海音プロフィール☆

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いづれ、想い出溢れる有難い日び

久しぶりに何げない日常を記そうと思います。

娘は3歳でよく私のマネをします。

コンサートで歌う
フランス語のシャンソンも、ジプシーの名も無い歌もいつの間にか覚えていてテキトーに元気に歌います。


朝から目玉焼き屋さんを開催。お客さんはハスキーと柴犬。

毎月私の誕生日を思い立ったらお祝いしてくれます。

22時を過ぎても好きなだけ創作活動を満足するまで創作活動をさせてあげます。

ちなみ愛用のこのピアノは80-90歳くらいです＾＾

この夏はゲロルシュタイナーで過ごすことにしました。

これくらい炭酸が強いと日本の夏もスッキリします＾＾
ペリエとサンペレグリーノはお休み。。

勉強中。

ある日も美味しい夕ご飯。
娘はペロッと食べます。

ドレッシングやマヨネーズはパリ時代から
全て手作りです...☆

お料理は苦手だけど
調味料はこだわる方です＾＾

勝手に取り出して来て「カメラで写真撮りますよ〜」と。
小さい子の想像力は無限に豊。
そしてばっちり娘の汗もシャネルに染み込んで...。

女の子ですが黒が大好き。
先生にも「本当に黒でいいの〜？」と言われていました笑

良く言えばシックな子
悪く言えば暗黒な子　笑

ある日の休日オシャレデー

イタリアンで猫のモノマネ。

娘....原宿にあるロカビリーファッションのお店のTシャツ

私...パリのヴィンテージショップで大好きなHermes（hermesと知らずにレジに持って行き目玉が飛び出た）





最近は私のマネでナイフとフォークを使います。

子供用のナイフなどは購入せずに
私と同じ大人用の重みがあるナイフをプレゼントしました。

上手くゆかずに時々苛立ちウルウルすることもありますが
諦めずに使って食べています＾＾

ちなみにこの食卓テーブルは
大好きだった祖父母と母の姉妹が使っていた
昔の大塚家具のテーブル。

岩手から運びました。

自分が幼い頃から記憶にある想い出溢れるテーブルを
今は娘と楽しく分かち合っています＾＾。。

おじいちゃん、おばあちゃん
ありがとう。




娘はいつもちっちゃな「ハート」をプレゼントしてくれて
お料理を作ってくれます。


私はどれくらいこの子に自分のハートをあげているのか
フと立ち止まってしまうことがあります。

沢山もらってばかりいる様な気になります。


小さい子はいつも口角が上がっていて
いつも前向き、すごくポジティフ！

どんな成功法則の本よりも
一番のお見本、メンターです＾＾


木さん、いつもありがとう♡

パリの残り香と、日本の美しい儚さをピアノとシャンソンであなたに。

千葉海音プロフィール☆

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海のやうに、山のやうに（葛西臨海公園にて）

葛西臨海公園の「西なぎさ」へ行きました。

昨年オープンしたばかりで美しい光景です。

瞳の先にディズニーランドが観えます。

この記事を書いているのは

雨音がする夜更けなのですけれども

やはり自然の音や馨には心が流れ楽になります

日本の海に入ったのは18年ぶりでした。

21歳の頃、湘南の海で入った以来。

日本の海は潮の馨が強くて好きです。

サザンオールスターズなども＾＾

この日はお寝坊をして茅ヶ崎行きを断念し
都内で気軽に行けるビーチに急遽変更。

葛西臨海公園も初めてでしたが
素敵な長めの展望台（エアコンが入っていて涼しい）で休んだり

緑豊かな広い公園でお散歩したり
水族館、鳥観察...バーベキューなど子連れには嬉しいスポットでした＾＾

シャワーなども綺麗です。

羽田に向かう大型飛行機が行き交います。

私はこれが好き↑＾＾


東京湾というイメージですが

なんと海に入っていると
浅瀬には小さなお魚達が泳いでいるのが見れますし

稀な鳥達、カニ、なんと富士山まで仰げる絶景でありました↓

本来は小さな頃に沢山遊んだ気仙沼や陸前高田の海に
娘を連れて泳ぎに行きたい夢がありました。

それでも、こうして日本で泳げる海が
まだまだ沢山あることに有難みを感じます。

娘は海ではしゃぎ過ぎたのか、身体が冷えてしまったのか
夏風邪で高熱をだしダウンして眠っています。


小さい子はいきなり引っくり返って転んだり
突然高熱に見舞われたりします

私の予定は全て狂いますが

娘は人生の中に「より良くあきらめる」「万事好都合」と
いうことを教えてくれている途中です


私はとてもストイックな人間ですが
音楽以外は...
海や山のように少しずつ広く観れるようになりました



パリにいた時、ピアノの生徒さんとのレッスンをキャンセルしなければいけなかったこと
日本でお仕事を休まなければいけないこと

申し訳ない気持ちに苛まれており
重い葛藤がありました

今


音楽（コンサート）以外のことに対して
あきらめ、切り替え、所謂「柔軟」を施してくれるのです



海辺に寝転んで幸せ、でした。

悲しみと青空が交じり合う声と
喜びと儚さを織り上げる真綿の様な夢を

また秋のコンサートでお届けいたします。


お楽しみに...＾＾






千葉海音プロフィール☆

☆今後の予定☆
この世ツアー2016年後半は9月後半より兵庫、大阪、東京、岩手にて
開催予定でございます。詳細が決定次第告知致しますのでお待ち下さいませ。

徒然草とお知らせ

お知らせ 1



☆
先日、開催させて頂きました
東京湾絶景を楽しみながらの「天王洲アイル コンサート」


御陰さまで
大好評につき今年12月に「千葉海音ノエルコンサート」を
決行することになりました☆


既にお問い合わせが入っている状態です！

今回参加出来なかった方でご来場ご希望の方はどうぞ



詳しい告知をお待ち下さいませ。




お知らせ 2


☆
お問い合わせ先のメールアドレスが変更になりました

chiba_76@yahoo.fr（ヤフー　フランス）でしたが

paris.chanson.piano@gmail.com



に変更となりました。



コンサートや音源のお問い合わせなど

こちらより宜しくお願いいたします＾＾






お知らせ 3

☆
☆2016年　この世ツアー（後半）


9月より12月まで
関西（2days有り）、東北、東京とコンサート予定でございます。


詳細はもう暫くお待ち下さいませ。

☆☆☆





珍しくプライヴェートを少し...オチはないのですがね＾＾





今年のコンサート前半も終焉し、一段落を着いている

今日は本当に久しぶりに娘と向き合って遊んだ日曜日だった。

綿あめにチンドン屋
日本の夏が始まる馨がする

随分昔に忘れてしまった感覚を
娘が教えてくれることに感謝。

私は娘に習い事をさせていない。

そして音楽も教えないと決めている。

何故かというと、そういう隙が無いことと

近しい人が至極真面目にものごとを学ばせることは

厳し過ぎてしまい（無論、良い例もある）破滅へ導く時もあるからだ。

育児書も大して読んだこと無く育てており
 
遊び相手として
余裕を持って向かえる時も少ないなのだが

最近、空想ひとり遊びが沢山出来るようになった娘は
ハープやピアノを鳴らして一音一音、自分で音程と音階を
取って勝手に歌うようになった。

コンサートで聴いた歌の歌詞（フランス語）も覚えて
歌う。

私は何にも教えていない。

むしろ、分かってくれる方は分かって下さると思うが
色々な意味で教えれる余裕が無い。




唯一、彼女に提供出来るものは
彼女が産まれる前から私が普通に過ごしていた




「音楽という実生活の環境」。







子供というものは、そう順応し勝手に遊んで覚えて
大きくなって行くのだなと思った。

多分、そのうちこの侭に遊び続けると
絶対音感を持つようになるだろうと察する。




ただ私は放っておく。

彼女が何かを言い出すまでは。

親が環境を作ってあげること、

私に出来ることは質の良い音楽と
一流だと感じる時空や物を提供してあげること

しかし自分が良いと思っても相手はそう思わぬかもしれない。

最終的には本人の選択のみ。





そして私は娘のことを「赤ちゃん」「子供」として接していない。

「小さな人間」として扱っている。生まれた時から。

リスペクトして、お互いに生きれたらいいのだ。



フランスの子育てと日本の子育ては全くちがう。

私は基盤がフランスの子育てだが
日本に住んでいるので、勿論日本の子育ての知恵も有難く頂戴をして
育てている。

娘がくれたキツネのブローチ（笑）

コーヒーが飲めないのですが最近一緒にスターバックスに行きました＾＾ 

二人でジュース飲んでいました。

今年はまわりで嬉しい妊娠やご出産の方が多い。

自分が出産した年もロンドンオリンピックがあり

産婦人科主治医のロワールの別荘に滞在しており

水泳を見ていた記憶がある。

いつも夏になると妊娠してお腹が大きくなっていた自分を思い出す。

それはある意味、かなりのノスタルジーな光景だった。

出産は....ノスタルジーではないけれど（笑）＾＾ 

久々の徒然でした。

☆おまけ

ロシア人の知合いから頂いた

「赤い葉っぱに青い花」が描かれたのピアスは
何だか私らしくて好きです
毎日つけています

軽い毒を持って生きていたいです


こんな2012年の、夏の日びです

（2012年　8月　臨月の頃の私　Paris16区）

天王洲アイル コンサート その2

演奏というものは
誰かの「まなざし」があるから出来うるものである

そうでなければ
芸術とは寂しいものになってしまう

そしてそれは芸術とは呼べぬ
独りよがりのサーカスになってしまうのだ


千葉海音










金曜日の天王洲アイル　コンサート

大盛況のうちに終焉をすることが出来ました。

ご来場下さいました皆様

本当にどうも有難うございました！



移り変わり行く

昼から夜への風景を感じて頂きながら

シャンパーニュや年代物のワインを傾け楽しんで下さいました...！


海と空と音楽の時空を
ゆったりと感じて下さり

これからもこのような

レアなコンサートも開催して行こうと思います。



今回は
起業家、美容師、ネイリスト、書道家、エステシャン、クリエーター、コンサルタント
キュイジニエール、ハイヒールを愛する女性...

素敵な方々がコンサートに集って下さいました。


皆さんご自分をよく知っておられる純粋で芯の強い方が
多くおられましたが

弾語りをしている最中に
涙を何度もこぼして下さり

お一人お一人の心の中に
真摯と生きて来られた想いが溢れておられたのですね...











今回のコンサートから

10年ぶりにアンケート配布を実施することにいたしました

ご来場下さいました皆様が綴って下さいましたご感想を
載せさせて頂きます。

ご協力をどうも有難うございます。

御次回、コンサートに来られたい方のご参考になりましたら幸いでございます＾＾


A.今回参加されたきっかけを教えて下さい

・先月のライブを聴かせて頂き、絶対に今回も聴きたくて。
・海音さんの人柄にふれてどんな歌を歌われるのだろうと
聴いてみたくなったので
・海音さんと御逢いした時から気になっていたので今回日程が合ったので参加しました。
・海音さんが大好きなので
・ブログを読んで
・素敵な世界観を感じたいと思い参加しました
・娘の紹介で参りました
・アーティスティックな雰囲気をお持ちでずっと気になる存在だったので絶対に聴きたいと思い参加しました


A.どんな点が印象に残りましたか？

・引き込む力が凄くて圧倒されました！本当にパリの路地裏にいるような気持ちになりました。衣装もすごく素敵です。
・最初の白鳥の湖からインパクトがありグイグイ引き込まれました。風影も素晴らしいです。
・美しく心地よい声、日本語歌詞の独特の世界観。「ジプシーの名も無い歌」の歌詞と声の迫力に引き込まれました。人生の一断面が凝縮されていると感じました。「北の血に」は希望を感じさせる歌だと思いました。
・生のピアノを聴くのが久しぶりで第一音目にビックリしました
どの曲も世界観がとても感じられました。まるで古い映画の中にいるようでした
・どんな和やかな雰囲気でも海音さんがピアノを弾いた瞬間に空気が変わってもって行かれる感じが凄かったです。
・2回目ですが心が温かくなりました
・とてもエネルギッシュで情熱を感じました
・色んな印象やイメージが自分に残ってどれというのが難しいですが歌っている時、弾いているときの手の動き、目と笑顔が素敵でした。
・表現がすごく心に響く歌声でした
・心から感動致しました
・外の風景と千葉さんの歌がひとつになってとても美しかったです。
・曲調が変わる所や、海音さんのパッションが響く歌声がすごく印象的でした
・全体、心に響きました。

A.ずばり千葉海音の世界観を表すとどのような表現になりますか？
・愛
・生きること
・まっすぐ、正直
・命
・人間らしさ
・心臓を両手でつかんで温める感じ
・まさに海の音のよう。曲によって表情ががらりと変わる音色が凄く響きました
・深い綺麗な深海のイメージがあります。神秘的な感じと人間らしさが凄く心地よかったです
・曲によって色んなイメージが変わりました。深い緑や青、静かで深い森の大木のイメージを始めに感じました。
・澄んだ心。気持ちがストレートに感じました。
・千葉様の人生の流れる心からの優しい声にやすらかな時の流れに感動申し上げます。
・とても深い深いブルー
・独自の世界観です。どなたにも無い様な感性。ちょっと癖になるような。
・ドラマ、人生や日常の一断面を短い小説のように切り取る力。

A.どのような方にこのコンサートを勧めますか？

・すべての方に
・自分を生きようとしている方
・感受性を必要とするお仕事をされている方
・愛溢れる女性へ
・何かを思い出したい方
・家族です。お友達、彼氏。
・素直な気持ちになりたい方へお勧めしたいです。フランスに思い入れがあるので昔の心を思い出しました。
・いつもと違う世界を見たい方
・音楽好きな方には勿論、どなたにでもお勧めしたいと思いました。
・敢えてシャンソンを聴いたことが無い方、言葉、音楽に敏感な方
・フランスに興味がある方に
・音大の友人に、母に





次回の都内コンサートはCD発売記念になります。

秋以降になりますが詳細が分かり次第告知いたします。


そして天王洲アイルコンサートはノエル（クリスマス）あたりにまた開催予定でございます。


どうぞお楽しみに☆



これからも千葉海音と応援を
どうぞ宜しくお願い申し上げます。



自分に正直に進化してゆくことを楽しみ

私自身というものを
墨守し続ける人間、音楽家で在り続けます。


愛と感謝をこめて。





素敵なお花やプレゼント
そして皆様の笑顔をどうも有難うございました。

6月17日天王洲アイル コンサートを終えて 蛾の人生 1

湿気を孕む（はらむ）この季節は

いつの日かを思い出す。

だがしかし

その行方は、その時代の私と違い

雑草をかき分け

心地よい
山や海や草熱れの馨をふくみ

昔の自分とはかけ離れて

進化を許し、好み、目の前の命を仰ぐ。



絶望讃歌を歌い新興宗教に溺れた信者を演じ

蛾の人生を一番に愛し

そこにこの世に生きる術を語り

ジプシーに姿う。

心美しき

心狭き

心砕け

千切られた

漆黒の中には

光しか無い

というのはあまりに簡単に聴こえてしまうではないか。


とても複雑な人間であるのである私は

とても単純な人間であり

この世で驚くことも

あまりない。

火のように熱く

土のように冷めた人間（ひと）であるべきだと

私のことを私は思っている。


涼やかな風を感じては

笑顔を思ふ。

現在

出逢っているだろう人々の笑顔を思うのだ。

苦しんでいる顔は思わない。

良く会っている人も

まだ逢っていない人も

コンサートに来て下さった方も

そうではなく

いつも静かに見守ってくれる人をも。



私はフランスで南米の蝶や、世界の蛾に想いを馳せ

標本を採集しました

世間が美しいドレスに目を奪われるのならば
同じ時期に標本屋のガラスにへばりついていいたのでした

そして音楽家以外の人生があるのなら

バレリーナか黴（かび）の研究者になりたいのです

時が過ぎ

その標本は無くなり

壊れてゆきました

今は音楽家なので

とてもそれを楽しんでいますが

ピアニストの資格をパリで取る時は

一日7時間から9時間は弾かないと間に合いませんでした。

ようは働く時間を削ってでも練習をするのです。

ピアノの下で眠っていました。

お世辞を言わないヨーロッパの人を相手に

ピアノも弾語りもやっていく日びは

凄く好きでした。

厳しいバッシングか

凄まじい祝福しかないからです。


今

母国で生きる時

私は歌います。

いつものように。

パリの孤児院で

引退したカトリックのシスターのシェルターで

時に名の知れぬ

馬と牛が人よりも多い農村の地平線のカフェで

昨日は東京の天王洲アイルの海時間で


決して私は美しい蝶ではなく

美しい蛾なのであります

そうしたら蛾に叱られそうなのですけれど

群れをなさずに

光を求めて

自分の翅をバサバサしている

だけど

この世の生き方も覚えた



子供の頃に

自分の顔よりも大きな蛾が

目の前に堕としていった美しい「粉」を

これからも私は見逃さない命でいたい。

それを忘れたら音楽家も人間もやるべきではないと

自分の命に、そう思います。




全てはそこから音（心臓の）が産まれ

消えて行き

また今一瞬の音が産まれて

風を感じ

はにかむのであります。









今宵はライブ後の身体に

浮かんで来る脈流を感じ綴らせて頂きます。



ご来場下さいました皆様へ

いつも応援して下さる皆様へ

限りない呼吸をこめて。







「6月17日　天王洲アイルコンサート　セットアップ」

1.　Overture 未来前夜　（チャイコフスキー白鳥の湖より「瀕死の白鳥」）

2. 　チムチムチェリー    （メリーポピンズより）

3.    枯葉 (仏語）

4.    愛の讃歌（仏語 1946）

5.    さくらんぼの実る頃（仏語 1886）

6.    ジプシーの名も無い歌

休憩

7.    Over the rainbow （L'arc-en-ciel 1940）

8.   パリの空の下で（仏語）

9.   水門のまわりで （仏語）

10.　忘却（夜の部のみ）

11.  北の血に

12.  星に願いを（Quand on prie la bonne etoile 1940)



明日も夜遅くにですが
今回のコンサートについて綴らせて頂きます。

本当に
いつも
どうも有難うございます。








愛と
ともに。

気が楽になったビジネスコンサル

先日、Maison de Natureのchikakoさんのビジネスコンサルへ。

（こちらは先日催されたビジネスセミナー参加者のみが受講出来るコンサルです）





私がビジネスコンサルなんて！と想像もつかない方もいらっしゃるかと思いますが＾＾；

新たに進化している自分が今のお気に入りです





実はSNS（Facebookやインスタ、アメブロなど）



毎日の更新もしなく
自分のニコニコした顔を出すのも性に合わず
キラキラ女子でもない

私は

はっきりいうと気持ちが
最近よく分からなくなっておりました。


インターネットに向かうよりも




「ピアノや自分に向かい合い創作活動をしていたり」
「色々な感覚やイメージを羽織って生活をしたいので」



かなり気後れしていました。


chikakoさんとも段々長いおつきあいになって
私の性分も細かく察して下さる

空間も、心も

ファーストクラスを提供して下さるプロですので



安心しながら彼女の声に自分の流れを委ね
今後の建設を、心と頭で構築することが出来ました。



芸術家として現代のインターネット（SNS）を
どう配信して行くか


そこがやはりキー（鍵）です。


この世には芸術家はピンからキリまでおり
表現も人それぞれ


私にあったスタイルを既にわかってはいるのですが
それをより掘り下げて


「この日本でどう生きる」か



かなりこれは今の私の課題です。↑

ヨーロッパが長いので感覚とフォーカス部分を変えないと
例え音楽の分野でも「....あれ？」と言うことが多々。





東京湾絶景と私が愛するコンテナやクレーンを
心の声でさえずりながら

インプットすることが出来ましたので
今後の自分に活かせることを確信しました。


chikakoさんが選んで下さるビジネスコンサルの場所も
心が開けて

アイディアが浮かんで来たり

これまでの振り返りや気づきが浮かんで来たり



環境も本当に大切だなと感じます。

ただ、いい眺めだ、ということではなく
己がどのようにこの時空を味方にするか

何故chikakoさんがこの環境をご提供してくれるのか？




よき「間」と「センス」と「アイディア」を息に乗せてゆきたいと思う今日この頃です。


みなさま、よりユニークに美しく
進化しつづけますので

どうぞお楽しみに...




chikakoさん
どうも有難うございます＾＾





je suis comme je suis 自分は自分
mais, だけど誰かを頼ることも時には至極大切。

最近は3年ぶりに断酒し
体脂肪率をかなり絞り、エクササイズに筋トレに
楽しんでいます＾＾

パリ時代からも続けているファスティングも
より好きになりました




「ビジネスコンサル」に「体型改造」

そんな美しい日びを過ごしております＾＾



自分にとっては
かなりレアなお写真です＾＾　↓
ピアノではなくてMACに向かっておりますよ！