2013年2月14日木曜日

パリでマモン no.1




























去る9月に出産し、ひとりの妊婦生活や妊婦姿も家族や多くの友人すら知らず
大してお腹も出なかったので(臨月は流石にでました)




バスの優先席に乗っても
「そこ、私に座らせて」と他の妊婦さんやマダムに言われる有り様




森を散歩していたら初老のジイにナンパされ(流石フランス)





出産後、夏の長いヴァカンス明けの秋過ぎだったので友人が
「サリュー!ミオ、コモン サ セ パセ テ ヴァカンス ラ?」
(やぁ、みお。君のヴァカンスはどうだったか^^?)

「Emm....ジェ アクシェ ユンヌ プチットゥ フィーユ」
 (うーん、私は娘を産んだよ)

「Oh,モン デュー!!!」
(オーマイガット!)







と言うような流れであった






2011年の夏に日本でライブツアーのあと
地元の岩手にて幼馴染みに逢うも

「もう少し太っだ方がいいんじゃねのが」と言われた

私は日本へ行くと暑さのせいでやせる+ハードスケジュールでげっそりだ
それは毎年であるが

妊婦になり10キロ以上体重が増えたのだが
最近、妊娠前のスキニージーンズが履ける様になって来た

ジーンズを履いている自分の足が懐かしくて
変だけど何度も足をジッと見てしまった

スキニージーンズを履いていたのが
とても昔のように感じたから






母乳が出るのでビール(ノンアルコール)を沢山飲むこと!
ドクターやらフランス人の人生の先輩からのアドヴァイス...


クリニックの退院一日前に助産婦さんに

「あのう、ベベ(赤ちゃん)はいつくらいから外に出していいのでしょうか?」

「ああ、もう退院して翌日からもう一緒にお散歩に出ていいわよ。
 その方がべべにも免疫がつくし、呼吸機能も強くなるから。
 どんどん、外に出すのよ!」


日本だと産後一か月は外に出していけないそうだが
こちらはいつでもokだ


先進国の中でも出生率が高いフランスは
妊婦難民が出ているのだ...


そしてカッコいいベビーカーをドイツから購入したのだが
フランスの公共機関の出入り口が幅が狭く...通らないではないか

しかし、いつも本当に有難いと思うのは
ラッシュ時でもベベと乗っていると、座ってね、と声をかけてくれる
多分、100%だ

老若男女 の方が笑顔で声をかけてくれる





現在、シングルマザーです
色々周りの方に支えてもらいながら日び生きています

いつまでもシングルは続きませんけどね^^


その中でピアノの師匠の師匠にあたるゾルタン コダーイの曲
プロコフィエフのエチュード数曲
リスト...孤独の中の神の祝福

3月末までなんとか仕上げなければならない





今日は娘を託児所に預け
ほんの少しの時間、
大好きなミラボー橋のほとりのcafeで紅茶を飲んだ

 そして一昨日に産まれた小さな男の子のお祝いに病院へ
ハーフの男の子

新しい力強い命って柔らかい、どこか許しの中にいる気持ちになる



沢山
過ぎていった季節を想うけれど

2月の灰色の空は最高に私らしい強い寒気(歓喜)だと思った



書いていることがバラバラだが、それもよし



パリでマモン

本当は知っていた

いつか
ヴィクトル ユゴーへ続く小道を
ベビーカーを押している自分がいること


何年も前から描いていたから





忘れた夢

それは
パリでマモンだった



































2013年2月9日土曜日

素敵なことになる




















一月から今日の日まで私と彼女(娘)は風邪を引き続け
おまけにガストロ(日本でいうノロウィルスみたいなもの)にも自分はかかり

それでもある日はソルド(バーゲン)に気力で行ってみたり

ある意味
生きている気がした....!という感じの 一ヶ月だった


寝込まずに看病、寝込まずにピアノとケルトハープ練習
寝込まずに神経質...(笑)のおかげで
無理がたたり酷い発熱と頭痛に 見舞われた

久々にここまでか、と言うほどに
具合が悪い日が続くというのは
必ず意味があって、身体の信号だから

ある意味、新年から「健康を意識する」ことを実に実に学んだのだ


先週、扁桃腺が腫れて高熱でうなされている時
「詩」が浮かんだ

これ、新曲に違いない、と思い
銀行明細書の通知手紙の封筒裏に
浮かんで来た言葉を記した



風景が見えるとはこういうものだろう

この曲、素敵なことになる、と確信した

ドラマか映画の主題歌になるのではないか、と思った(笑)
ハハハ、いいねぇ!



まずはこの一ヶ月間、色々あった
(と言うか彼女と、自分の看病で終わった一か月であった)



もう少しでヴァレンタインだ

フランスでは男性が女性をお食事に誘ったり
お花を贈ったり
小さな内緒のプレゼントがあったり...

それは無論、女性からもなのだけれど



夫婦、カップル、友達、家族で気持ちを贈り合う日だ


そういうのは素敵だな


日本の女子の方から、というヴァレンタインは
なんとなく男尊女卑に感じてしまう


それでも、昔、手作りのチョコレートなぞ一生懸命作っていた自分も
微笑ましいなぁと思う




今年のパリは珍しく
よく雪が遊びにやって来る