2010年11月30日火曜日

心を温めてくれる雪


先日....私の歩幅に合わせて右の視界に炎がついて来ました

炎を見た瞬間
その光景は私の心を動かしました

本当に美しい夕暮れ


そして今日、言葉を頂きました

「粉雪はミオの心を温めてくれるんだね」

その通りなのです
白くて冷たい雪は....心を温めてくれます

北国で育った私はこの時期がとても嬉しいです

日中もマイナス3度のパリ


どんなことがあっても
この国で生きてきて良かったと思います


2010年11月14日日曜日

日、ただ


ピアノを汗をかきながら弾いたり
教えたり
ケルト ハープを夜更けに時間を忘れて練習したり
大好きなショスタコーヴィッチや多くの音楽家の演奏を聴きに行ったり
人びとから笑顔と
感謝が溢れるようにあったり

毎日の雨音になぐさめられたり
ネコをなでたり
小鳥にパンくずをあげに行ったり

人間として生きる
歳を重ねてゆく、そんな時間

純粋な小魚の泡のように
呼吸をして

叫びは
柔らかい昨日

明日は新たな
孤独と生命の源のため

血潮は
今日の呼吸

血は
スカートとリズム

太陽は

自分をふちどる
影のために


2010年11月10日水曜日

こんにちは、夜くん



自分のまわりの小さなもの、小さな瞬間
それが全て創作の優しい種になります

それは
子供の頃から変わっていません

近所の自然を大切にするお店で見つけたミツバチと葉っぱのボールペン
ユダヤ人の友人がイスラエルのお土産にくれた黒い自由帳

そして大好きなアーティストYasmeen Amina Olyaの歌

夕方の国から帰って来た私は
自分の園で想いにふけり、創作の国へ漂っていくのです


太陽があるうちに夜を想うとき
人が膝をかかえる闇の物語があること

月があるうちに昼を想うとき
自分が歩いた今日の道と気持ちを感じたい

今日と言う名の
明日はもうないのだから


2010年11月9日火曜日

Invalides




今宵はフランス人の友人がパトロンをしている室内楽演奏会へ
場所はコンサートホールではなく
かのボナパルト、ナポレオン公が眠る場所アンヴァリッド

フランスは11日、第1次世界大戦記念日の祝日であり
その日へのオマージュで近現代のフランス作曲家の作品が主に

演奏は高揚に命の高鳴りへ

冷静でありながら骨が揺れる演奏だった

こういう時、繊細でかつ大らかな不協和音の中に
自分がこの世にいて不確かであり
必ず存在する

弱いながらも波動と共に
夢に向う人間であることを実感させられるのだ

不協和音というのは
ただ
弾けば良いというものではない

駆使された日びに奏でられることが
やっと出来る繊細音であると
私は想う


2010年11月6日土曜日

ただ、通り過ぎて



そう、ただ....通り過ぎてゆくのです

自分の音楽も書も人生も、

私の身体を通り過ぎてゆくだけ

だから昔の自分の歌をうたっても当時のようには歌えません
当たり前なのです
今の自分しか居ませんから

変わらないのは....私の心の庭です

そこには
いつも風が吹いていて
万華鏡のおかしな太陽があり
冬の道を照らすのです



アイリッシュ ハープの練習が本当に楽しいこの頃
この音色は私を色々な絵の具にしてくれます

永遠普遍
未来永劫の庭に今日もいます



2010年11月5日金曜日

J'aime teruteru


最近、ミロンガの遊び道具を作りました
テルテルです
布はリサイクル、紐は郵便配達屋さんがいつも手紙を縛って持って来てくれたもの

ミロ氏は最近テルテルとドングリ帽子が友達です
私もそうです

そして

秋の夜長は
長い針金にロウソクを灯して、空にカケて星達に明るい光をつけることが
闇の私の仕事です

遺訓


徳川家康  遺訓

人の一生は負(おひ)て遠き道をゆくが如く
いそぐべからず
不自由を常とおもへば不足なし
こころに望(のぞみ)おこらば
困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基(もとい)
いかりは敵とおもへ
勝事(かつこと)ばかり知りてまくる事を知らざれば
害(がい)其(その)身(み)にいたる
おのれを責めて人を責むるな
及ばざるは過ぎたるより勝れり


4年半ぶりの


今週火曜日、「鬼畜」以来のCDジャケットの撮影に入りました
と、言ってもこれから来年も撮影を続けるので....発売にはまだ時間を多く要しますが。

来年にCDを出せるなら5年振りになるのかな。
5年で私も色々....自身も環境も変わりましたから....変化を恐れるなぞ1つもない

私は変化して行くことが好きです
ようは
握り締めて行くことを
やめたのです

しかし、ミオ節は健在です(笑)