2009年12月31日木曜日

Bonne annee 2010


Bonne annee 2010

Je vous souhaite une bonne et heureuse annee!


新年、明けましておめでとうございます

いつも、時々....このブログに遊びに来て下さる皆さま、応援して下さる皆様
ブログを読んで下さり有難うございます

1人1人の方々に、
その人らしい心の笑顔が訪れる...新しい始まりの1年でありますように

お祈りいたします


まだまだつたない私ですが、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます


諸事情にてチョイチョイと色々なお返事などが遅れています
また改めてコメントのお返事、メッセージなど致しますね。
ありがとう!



銀世界にいます
銀ギツネの気分です....雪の上の蝋燭道を歩きました


2009年12月21日月曜日

そして...辿り着いた


福岡滞在です
しかしフランス人に囲まれてフランス語で過ごしています
よい意味で多忙で....時差ボケを忘れます

2年ぶりに逢ったナタリーは
「2年前はショートヘアだったのに!」と驚き

今回、ライブは一切しません
シャンソンの師匠ミッシェル、ピアニストのジルベール、日本の仏人友人達....そして明太子と共に

また....後ほど

実に....フランスから日本に着く迄
丸3日かかりました
何てこと!

C'est la vie...

そして...ソウル便り


何故かドイツのあとはソウルに漂流しました

こんなインターナショナルな自分の師走に....拍手を贈ってあげたいです
チマチョゴリ、好きです
人生はやはり...予定通りには行きません

C'est la vie?

フランクフルト便り



何故かフランクフルトに宿泊
ドイツ、好きですね
大学の頃、演奏旅行でウィーンに行った時ドイツにも行きました
やはりドイツって好きです

物事や人生(旅)は予定通りにはいかないものです
だからいいのかも

疲労のうちに
美味しいジャガイモとビールを嗜みました

パリとフランクフルト、大雪でした
旅はよい意味で諦めも大切です
またドイツに来よう


2009年12月14日月曜日

CD流通について


myspaceを作ってから、少しずつですが興味を持って下さり
現在迄に発売したCDのお問い合わせをいただきました。
ありがとうございました...心から

現在、1er「蛾」(完売)、2em「絶望讃歌」(在庫少々)3em「鬼畜」(完売)となっており
現在の所、ライブのみでの取り扱いとなっております。
本当に申し訳ございません。。

前回の「鬼畜」を出してからは来年で早、4年が過ぎようとしています。
私自身も、この4年間...多くの出来事、自分の変化を通して「歌」も変わりつつ...です。
生きている証拠ですね

来年は久々にレコーディングを予定しております。
youtubeに載せて頂いた「ジプシーの名も無い歌」「こもりうた」など
これも近年の新作ですが、これに加えて....また新しい曲なども予定しております。
もう、既に今年のライブで歌っているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが...

また、「蛾」「鬼畜」の再生産も検討しております。
ゆくゆくは同じく弾き語りで
フランス語戦前シャンソンのCDも出せたら...と考えております^^

次回の日本ライブツアーはまだ未定ですが
これからも、生暖かい自分の肌を感じ、自分の呼吸で音と共に対話をしながら
音楽活動をして行こうと思います。

夢は、どんなカタチであれ音楽を続けてゆくことですから....

現在はクラシックピアノの方を中心に忙しく過ごしております。
また何らかのカタチで皆様に「歌」で御逢い出来たら...と思っております。

これからも応援して下さいませ。

本当にどうもありがとうございます。


 
追伸 ゆかちん、メルシー☆

2009年12月13日日曜日

パリ


よく、言う
パリは「フランス」では無くて、

「パリ」は「パリ」って言う国なんだと

メトロ....こういう何気ないものが
私は好き

最近、CDの整理
とても昔...友人が母国へ旅立つ時
1枚のCDをくれた...
きっとミオは好きだから、と

スキンヘッド女性の「Sinead O'CONNOR....シンニード オコナー」
アイルランドの歌手

何だか最近彼女のアルバム「永遠の詩集」、よく聴く

遠くて近いアイルランドの風景と、英国の香りが交差する

パリで聴く今が好き

アイルランド....行きたい

やはりパリで生きていて良かった


アイルランド、ルーマニア、ロシア、アフリカ大陸、中米南米、モンゴル
.....もっともっと
自分の故郷
日本の北東北巡り....

パリにいるから
想いを馳せれた人生に感謝


小さな薔薇をありがとう






今日はある大きなクラシックコンサートの本当の裏方
子供たちの子守り
いつも自分の花園以外は表舞台が子供の頃から殆どの自分にとって
遥かな森の住人のような気持ち
尚更、子供が本当に苦手で
それでもベビーシッターをして来たり
今回も....
でも、いつも思う
子供たちと、特に人見知りのお子供たち...と長い時間を共に過ごす時
それは
自分が子供時代の頃を思い出す
私も本当に小さな頃、人見知りと外界にあまりに恐れが止まらずいたから

初めは声をかけて来る迄、知らんぷりでいる
でも、子供の方から話し始めた時
同じ口調で自分の意見を述べたり、目線を同じにする、同じく動作をすると
ぺたっとその時を境に少しずつ心を開いてくれる

今日はNちゃん(3歳)とR君(9歳)
2人とも、オリジナルは日本だけどパリ生まれ....小さなパリジェンヌとパリジャン
一緒に折り紙とカクレンボ、お菓子をつまみ食べたり
ネイティブは仏語、そして日本語の子達...感覚も日本の子たちと違う

そして子供たちはデジカメやiphoneが大好き
一緒にカメラを撮ったり、走ったり、笑ったり...凄い人見知りの子達だったのに
最後はべたべた....

R君が「薔薇」の折り紙を私の為に織ってくれた
嬉しいな....とても複雑過ぎて私は織ることが出来なかったけれど
「しょうがないな」と言いつつ、「ハイ、君にあげるね^^」と言ってくれた

最近、色々行き詰まっていた
小さな薔薇とカクレンボ、

私は....
子供もいないし、不器用過ぎて折り紙も上手く折れない

だけど、楽しい時間を沢山の色で織り上げれた

普段だと1日中、
誰に逢うこと無しにピアノに向かっている日曜日
今日は「純粋」な目線で生きる、多くを知り過ぎた大人ではない子達と共にいた

それだけで明日からの漲る音色の予知音を
....プレゼントしてくれた

薔薇と、小さな七色の時間を
ありがとう


私の写真を3歳のNちゃんが撮ってくれた...上手い
R君...
「お姉ちゃんは黒薔薇が似合いそうだね」の一言
うーん、よく過去を見破りましたね(笑)


2009年12月10日木曜日

師走


やはり師走か....
目がアットマーク@@になるような毎日だ
私の人生には「暇」と言う字がない

暇、言ういわゆる、の時間もいつも考えたり空想したり動いているからだ

猫の手もかりたい毎日だが
彼らは....きっと貸してくれないだろう

こういう日も悪くない

波平生活があと半年続くことになった
小さな命はいつも元気

暇、うーん、ないな
いいことだ

だってピアノや作曲の時間を作ることが幸せだからなぁ
と言うか....時間は殆ど音楽にあてがいたい
あとは自分の花園でいいのじゃないでしょうか

暇は人に見られないように
心の中にそっとある

それは祈りの時間だったり

暇...と言う言葉自体、必要ないのかも

両手で握り締めていたら


何にも出来ないので、今の自分に必要ないものを全て手放した
シャネルの未使用バック達、グッチのブーツ、ディオールのバック...靴...沢山
自分で昔購入したもの、人から頂いたもの....

もう、色々手放したかったので、縁を切りたかったので、今の自分には不要なので

金利的に委託の方がいいですよ、と言われたが、
すっきりしたくて
全て買い取ってもらった

たったこれっぽっち....それでも金銭的なことは構わなかった
別に借金取りに追われているわけじゃない

 
またいつか、自分相応に似合うものに出逢う日がくるまで


そしてロリータのお洋服も....ほぼ全て手放す

過去を忘れる為でもなく、失恋したわけでもなく
ただ、そうしたかっただけ


明日から身軽になって、もっとこの先も身軽になって
自分らしく生きる、必要最低限だけ
そして生きていきたいな

私は
今の私が、らしく、生きれることを望む

自分と言うかなり複雑な人間の、単純さを大切にしたい

だって人生は片道切符だから
いいんじゃない


2009年12月8日火曜日

冬雨とイスラエル


夜、新しい生徒さんのピアノレッスン
と言っても彼女は友人なのだけど

レッスン後にシナゴーグ(ユダヤ教会)で歌う曲の音取りを手伝って欲しいと言われ
彼女が歌い、自分が適当に即興でピアノ伴奏

何て、美しいのだろう....イスラエルの賛美歌
思わず彼女と一緒に歌ってしまう

きっと、今後の私のライブはイスラエルの歌が加わること....間違え無しです...
既にyoutubeに上げている
「ジプシーの名も無い歌」、これもイスラエルの歌だけど


今年の初め、生徒だった彼女から電話があった
泣きながら火事で家の物がみんな焼けてしまった、と
私も一緒に涙ぐんでしまった
....彼女が愛している音楽...ピアノも焼けてしまったのだから....

それから約1年

世界を飛び回って仕事を成功している彼女は
素晴らしい豪邸を美しく再建築した

....白亜の彼女一人では広過ぎるシックなアパルトマン

でも、その中にポツっと...彼女が大切にしていたピアノ
焼けただれたピアノ

彼女は新しい最高のグランドピアノを購入することも可能だった筈だった
でも、自分が愛用していたピアノを...捨てなかった

どんなに豪華な家でも
彼女の心のピアノは、そこにある

呼吸を正して、ピアノに向かう彼女は美しい
素敵な音がする
それは彼女の心そのものの様に


パリは寒く毎日...雨

雨音の中、彼女と一緒にイスラエルの賛美歌を歌う
「エーリ、エーリ...」

素敵な夜だった

2009年12月5日土曜日

背骨


私の唇の上に
目蓋の上に
心臓の上に登る鼓動は
私の背骨です



ナイトメア



ミラボー橋の上を歩く

この橋を渡るのはNちゃんのアパルトマンに行ったきりだ
実に6年ぶりに渡る
Nちゃんと偶然に同じチョウチョの指輪を持っていた
でも、私はいつか無くしてしまった

繊細で生き急ぎ過ぎたNちゃんは精神を害して母国へ帰っていった
最後に逢うことはなかったけれど
友人が彼女から手紙とプレゼントを預かっていると言われもらった

そこには...「ミオさんのチョウチョ、見つかったよ」と書いていた
私が指輪を無くしたことを彼女は知っていて
フランスを去る前に自分の大切にしていた指輪を私に置いていってくれた

彼女、今....何をしているのかな...とミラボー橋で思った

それから沢山の夢魔は襲えども、今日迄パリに生き残っている私は
まだもう少し
繭の中にいる


Decembre


12月は何故かいつもより時間の流れを感じる
もっと時間の使い方を上手くなりたいと思う

今日は久々にオフだったので
久々にピアノを7,8時間弾く

こなしても、こなしても....大曲ばかりの来年6月迄の道のりは
ある程度覚悟している
やはり練習時はある程度空腹がいい
お腹いっぱいだと胃袋に血が巡るので集中力が欠ける

しかしながら夕方過ぎにニャンコ達が「お腹減ったー」と2匹
ピアノをよじ上って、まとわりついていくる
彼らは仕舞にピアノの譜面台の前に座り、ストライキをおこすのだ
それでも無視をして弾いていると「ミャオミャオ」不平を言い出す
にくいが可愛いニャンコ

1曲40〜45ページの暗譜が2曲ほど、やや終わったが
また同じ感じの長さの違う曲を明日から

昨日、マーケットでマルチビタミン錠剤とフルーツを沢山購入
....ピアノの師匠にいつも「ビタミンCは取ったか?Dは?Eは?」と聞かれるので
最近はまた前髪が伸びたので
「君、これじゃ譜面が見れないよ、前髪を切るか、おでこにあげなさい」と言われたので
前髪を切ってみる

この歳で色々言ってくれる師匠に感謝

12月は好きだ
でも、温暖化で冬がこのままでは無くなってしまいそうだから心配だ
12月はいい、
心が引き締まる

明日からもっと時間の使い方を微的に使いたい
精神を駆使する月にしたい

早く明日になってピアノを練習したい

その前に黙想と祈りを

2009年12月3日木曜日

歓喜に寄せて


歓喜に寄せて

おお友よ、このような音ではない!
我々はもっと心地よい
もっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか
(ベートーヴェン作詞)

歓喜よ、神々の麗しき霊感よ
天上の楽園の乙女よ
我々は火のように酔いしれて
崇高な汝(歓喜)の聖所にいる

汝が魔力は再び結び合わせる
時流が強く切り離したものを
すべての人々は兄弟となる
(シラー原詩:時流の刄が切り離したものを貧しき者らは王侯の兄弟となる)
汝の柔らかな翼が留まる所で

ひとりの友の友となるという
大きな成功を勝ち取った者
心優しき妻を得た者は
彼の歓喜に声を合わせよ

そうだ、地上にただ一人だけでも
心を分かち合う魂があると言える者も歓呼せよ
そしてそれがどうしても出来なかった者は
この輪から泣く泣く立ち去るがよい

すべての被造物は
創造主の乳房から歓喜を飲み、
すべての善人とすべての悪人は
創造主の薔薇の踏み跡をたどる。

口づけと葡萄酒と死と試練を受けた友を
創造主は我々に与えた
快楽は虫けらのような弱い人にも与えられ
智天使ケルビムは神の御前に立つ

神の計画により
太陽が喜ばしく天空を駆け巡るように
兄弟たちよ、自らの道を進め
英雄のように喜ばしく勝利を目指せ

抱き合おう、諸人(もろびとよ)!
この口づけを全世界に!
兄弟よ、この星空の上に
父なる神が住んでおられるに違いない

諸人よ、ひざまついたか
世界よ、創造主を予感するか
星空の彼方に神を求めよ
星ぼしの上に、神は必ず住みたもう



.....幼い頃から12月になると...このシラーの詩とベートーヴェンが自分の中を満たした
自由を求めたシラー、苦悩のベートーヴェン
行く先は....想いは同じだったんだろう
「歓喜」ということ

この頃のベートーヴェンは救いようのない不幸だったと察するが
彼は知っていたのだと思う
最終的な根本的な
人間の求めるべき...もの、所
辿り着く場所を


歌と年月


今度出すなら4枚目のCD

1枚目に出した「蛾」へのオマージュ的
これまでの自分への最後になるんだろう



もう1枚目の歌を、当時の自分を持って歌うことは無い
悪いことだとは思わない

当時は当時の思いと生き方
今は今の想いと生き方

違って当たり前
生きていることだからね

だって
もうその時の自分は
過ぎたのだから

沢山の色のコンペイトウは悲しみや喜びで

また自分の心から産まれたコンペイトウを夜に摘む

闇漆黒のコーヒーにチカチカ

それだけは、ずっと変わらない

2009年12月2日水曜日

ある小さな夜


今日と言う日は
名も無い日だったかもしれない

12月1日
...煙草とアルコール依存で酷く声が荒れた私の声を
コンクールに喜んで来てくれた祖母が
「天使の声だよ」と言った彼女の命日であり
海外にいる為にお葬式にも何にも出れなかった去年
時を遅らせて、雪が深い日、日本へ行き

嘘でも嬉しかった言葉


綿雪が積もった彼女のお墓の前で
心の中で静かに
ありがとう、とつぶやいたこと

そして今日
1通の手紙
.....長い戦いが終わった告知
人間が作った法の中で、厭、外で

それでもお花を咲かせたいと思って、諦めて
ずっと窓際で朝も夜も無く過ごしていた日びを
空のどこか彼方に
私はそっと
とって置くのだろう

もう思い出すことは....

でも、
自分が懸命に
闇の中で
無力の中でも生きた時代だったのだから

過ぎ去った傷と命と時間は
押し花にして、
もう開かぬ本に閉じるだろう


明日は
....どんな日だろう